一周忌のお供え物

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故人が亡くなられてから、最初の祥月命日(亡くなられたのと同じ月・同じ日のこと)が、一周忌です。故人が亡くなられたことの記憶を新たにし、家族や友人知人と思い出を分かち合いましょう。

法要のスケジュールも葬儀、初七日、四十九日ときて、ここで一区切り。次は三回忌ですが、そこで主要な法要はひと段落という感じですね。七回忌以降の回忌法要は遺族や親族だけで行い、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌と行った後、三十三回忌で「お弔いあげ」として回忌法要は終わりとなります。

「一周忌だから」という特別な決まりや法事はありませんが、法要は以下のような手順で進めます。
1.日程
四十九日など、百か日までの追悼法要は、故人が亡くなられた日を含めて数えるのが一般的です。
一周忌は満1年目の祥月命日に行いますが、それ以降の一年ごとの年忌法要は亡くなられてからの年数から1年を引いた年に行います(例:三回忌は満2年) 。
法事・法要の日程を決める場合は、平日を避けて直前の土日にする場合が一般的です。参会される方が出席しやすい日程にしましょう。

2.場所
自宅、お寺、ホテルなどのいずれの場所で行なうのかを決めます。会食(お斎)の有無や、参会される方の移動の負担なども考えて決めましょう。

3.会食(お斎)の手配
法要の場所と、会食の場所を変える場合もあります。必要に応じて仕出し料理やお店などの予約をします。
これは法要での会食全般に当たることですが、おめでたい伊勢海老や、鯛などの献立は避けた方がとされます。予約する際には、お店に「法事で利用します」と利用目的を告げましょう。

68f64d50e912acad323d6610a6508d6c_s4.お寺への連絡
場所、日時が決まったら、なるべく早く菩提寺に連絡をします。お盆やお彼岸とは違って祥月命日に近い日程ですからあまり混雑するわけではないでしょうが、失礼に当たらないためにも早めの連絡がよいでしょう。
菩提寺とは、先祖代々の墓をお願いしているお寺をさします。公立の霊園、墓地などを利用している場合は、葬儀の際に世話になったお寺に依頼するとよいでしょう。霊園の管理者に聞いてみるのもいいかもしれません。

5.案内状の手配
親族・親戚だけで行なう場合には電話での連絡で十分です。
会社関係などで執り行う場合には、往復ハガキや返信用のはがきを同封した封書などで案内状を用意し、出欠を確認します。会食の人数にもかかわるので、余裕を持った発送と返送期日の設定をしましょう。

6.引き物の手配
引き物には、おもてなしのお土産というほかに、参列者が持参するお仏前に対するお返しの意味もあります。
のしの水引きは、黒白または双銀の結び切りにします。引出物としては、石鹸や洗剤、タオルなどの実用品や食品等がよく用いられます。残るものよりも、消えものがよいでしょう。遠方からの方もいらっしゃるので、かさばるものは避けます。最近はカタログギフトも増えました。予算は2000~5000円程度が一般的です。引出物ののしの表書きは、「粗供養」「志」などとします。

7.お布施の用意
お坊様にはお礼をお渡ししましょう。法要のあとの会食(お斎)に同席して下さる場合には、御布施または御経料、お車代の2つを用意します。お斎を辞退されたら、御布施または御経料、お車代のほかに、御膳料を加えた3つをお渡しします。

御布施または御経料は、3万円程度。お車代は、5000円~1万円。御膳料は、5000円~2万円程度が適切です。
お金を入れるために、白封筒を用意します。一重で、郵便番号欄がないものを選びましょう。表書きは薄墨ではなく普通の墨で書きます。
本来は半紙の中包みに入れ、奉書紙で慶事の上包みの折り方をするのが最も丁寧な形だとされています。
直接手渡しせず、小さなお盆などに載せてお渡しします。お盆も用意しておきましょう。

8.墓石、墓地
一周忌法事と納骨を同じタイミングで行なう場合もあります。この場合はお寺、墓地、石材店への手配と、日程を確認しておきましょう。

一周忌のお供え物

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故人が亡くなられてから、最初の祥月命日(亡くなられたのと同じ月・同じ日のこと)が、一周忌です。故人が亡くなられたことの記憶を新たにし、家族や友人知人と思い出を分かち合いましょう。

法要のスケジュールも葬儀、初七日、四十九日ときて、ここで一区切り。次は三回忌ですが、そこで主要な法要はひと段落という感じですね。七回忌以降の回忌法要は遺族や親族だけで行い、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌と行った後、三十三回忌で「お弔いあげ」として回忌法要は終わりとなります。

「一周忌だから」という特別な決まりや法事はありませんが、法要は以下のような手順で進めます。
1.日程
四十九日など、百か日までの追悼法要は、故人が亡くなられた日を含めて数えるのが一般的です。
一周忌は満1年目の祥月命日に行いますが、それ以降の一年ごとの年忌法要は亡くなられてからの年数から1年を引いた年に行います(例:三回忌は満2年) 。
法事・法要の日程を決める場合は、平日を避けて直前の土日にする場合が一般的です。参会される方が出席しやすい日程にしましょう。

2.場所
自宅、お寺、ホテルなどのいずれの場所で行なうのかを決めます。会食(お斎)の有無や、参会される方の移動の負担なども考えて決めましょう。

3.会食(お斎)の手配
法要の場所と、会食の場所を変える場合もあります。必要に応じて仕出し料理やお店などの予約をします。
これは法要での会食全般に当たることですが、おめでたい伊勢海老や、鯛などの献立は避けた方がとされます。予約する際には、お店に「法事で利用します」と利用目的を告げましょう。

68f64d50e912acad323d6610a6508d6c_s4.お寺への連絡
場所、日時が決まったら、なるべく早く菩提寺に連絡をします。お盆やお彼岸とは違って祥月命日に近い日程ですからあまり混雑するわけではないでしょうが、失礼に当たらないためにも早めの連絡がよいでしょう。
菩提寺とは、先祖代々の墓をお願いしているお寺をさします。公立の霊園、墓地などを利用している場合は、葬儀の際に世話になったお寺に依頼するとよいでしょう。霊園の管理者に聞いてみるのもいいかもしれません。

5.案内状の手配
親族・親戚だけで行なう場合には電話での連絡で十分です。
会社関係などで執り行う場合には、往復ハガキや返信用のはがきを同封した封書などで案内状を用意し、出欠を確認します。会食の人数にもかかわるので、余裕を持った発送と返送期日の設定をしましょう。

6.引き物の手配
引き物には、おもてなしのお土産というほかに、参列者が持参するお仏前に対するお返しの意味もあります。
のしの水引きは、黒白または双銀の結び切りにします。引出物としては、石鹸や洗剤、タオルなどの実用品や食品等がよく用いられます。残るものよりも、消えものがよいでしょう。遠方からの方もいらっしゃるので、かさばるものは避けます。最近はカタログギフトも増えました。予算は2000~5000円程度が一般的です。引出物ののしの表書きは、「粗供養」「志」などとします。

7.お布施の用意
お坊様にはお礼をお渡ししましょう。法要のあとの会食(お斎)に同席して下さる場合には、御布施または御経料、お車代の2つを用意します。お斎を辞退されたら、御布施または御経料、お車代のほかに、御膳料を加えた3つをお渡しします。

御布施または御経料は、3万円程度。お車代は、5000円~1万円。御膳料は、5000円~2万円程度が適切です。
お金を入れるために、白封筒を用意します。一重で、郵便番号欄がないものを選びましょう。表書きは薄墨ではなく普通の墨で書きます。
本来は半紙の中包みに入れ、奉書紙で慶事の上包みの折り方をするのが最も丁寧な形だとされています。
直接手渡しせず、小さなお盆などに載せてお渡しします。お盆も用意しておきましょう。

8.墓石、墓地
一周忌法事と納骨を同じタイミングで行なう場合もあります。この場合はお寺、墓地、石材店への手配と、日程を確認しておきましょう。