納骨式の費用
火葬を終えたご遺骨をお墓に納めることを「納骨」といいます。一般的に、四十九日の法要を終えたら納骨するとされています。しかしこれは地域によってさまざまで、たとえば東北など冬に雪深くなる地方の場合は、春になって雪が融けるまで納骨を待つ場合もあります。また、雪に閉ざされている時期はお墓を野生動物に荒らされてしまうこともあったので、お寺が屋内に納骨堂をしつらえることも増えているといいます。
四十九日に納骨しなかったからといって何か良くないことがあるわけではありません。仏教の考え方では、没後七日ごとに現世での人生の裁きを受けて彼岸(あの世)に近づき、七週目=七七四十九日に「中陰」の日を迎え、極楽浄土に行けるかどうかを定められるとされています。そのため、本来は亡くなられた日から七日ごとに法要を行うとよいとされています。近年では初七日と四十九日の二回、さらに初七日まで亡くなられた日にまとめて行うことが増えていますね。
四十九日に納骨しなかった場合は、一周忌、三回忌などの回忌法要の際に合わせて納骨する場合が多いようです。また注意すべきなのが、お位牌の扱い。納骨まではお葬式のときに用意した白木の位牌ですが、納骨式の際に本位牌に作り替えます。法要の際に、お坊様に魂入れをしていただきます。このあたり、お墓の開眼法要と同じですね。宗派によりますが、お位牌は故人そのものだという考え方もあります。きちんと用意して、納骨のタイミングに合わせましょう。
さて、実際の納骨です。法要とは別に、法律的な手続きとしての埋葬許可証も必要です。これは火葬を行った際に渡されますので、きちんと保管しておきましょう。これがなければ、お墓にご遺骨を納めることはできません。
納骨式で発生する費用の中でもっとも大きいのは、新たにお墓を建てる場合の永代供養料などでしょう。これはこのブログの他の記事で触れていますのでここでは省きます。となると、必要なのは法要の費用。これはお布施と、お斎のお食事代となります。お布施については「お気持ち」なので相場はありませんが、判断が難しい場合は率直にお坊様にお尋ねするか、近しい親族に聞いてみるのがよいでしょう。お斎は必須ではありませんが、四十九日や一周忌などの大切な法要と同時に行う場合はやはり催した方がよろしいでしょう。また、上で挙げたお位牌の代金もかかります。おおよそ2~5万円という場合が多いようです。
納骨式は、他の法要と一緒に行うことが多いため、個別での費用や詳細は意外とわかりにくいものです。様子を詳しく知りたい場合は、事前にお寺に問い合わせてみるとよいのではないでしょうか。またこれも先に挙げましたが、屋外の墓地・霊園で行う場合は天候に左右されます。もし都合が合えば、穏やかな気候の時期にできることがベストですね。
納骨式の費用
火葬を終えたご遺骨をお墓に納めることを「納骨」といいます。一般的に、四十九日の法要を終えたら納骨するとされています。しかしこれは地域によってさまざまで、たとえば東北など冬に雪深くなる地方の場合は、春になって雪が融けるまで納骨を待つ場合もあります。また、雪に閉ざされている時期はお墓を野生動物に荒らされてしまうこともあったので、お寺が屋内に納骨堂をしつらえることも増えているといいます。
四十九日に納骨しなかったからといって何か良くないことがあるわけではありません。仏教の考え方では、没後七日ごとに現世での人生の裁きを受けて彼岸(あの世)に近づき、七週目=七七四十九日に「中陰」の日を迎え、極楽浄土に行けるかどうかを定められるとされています。そのため、本来は亡くなられた日から七日ごとに法要を行うとよいとされています。近年では初七日と四十九日の二回、さらに初七日まで亡くなられた日にまとめて行うことが増えていますね。
四十九日に納骨しなかった場合は、一周忌、三回忌などの回忌法要の際に合わせて納骨する場合が多いようです。また注意すべきなのが、お位牌の扱い。納骨まではお葬式のときに用意した白木の位牌ですが、納骨式の際に本位牌に作り替えます。法要の際に、お坊様に魂入れをしていただきます。このあたり、お墓の開眼法要と同じですね。宗派によりますが、お位牌は故人そのものだという考え方もあります。きちんと用意して、納骨のタイミングに合わせましょう。
さて、実際の納骨です。法要とは別に、法律的な手続きとしての埋葬許可証も必要です。これは火葬を行った際に渡されますので、きちんと保管しておきましょう。これがなければ、お墓にご遺骨を納めることはできません。
納骨式で発生する費用の中でもっとも大きいのは、新たにお墓を建てる場合の永代供養料などでしょう。これはこのブログの他の記事で触れていますのでここでは省きます。となると、必要なのは法要の費用。これはお布施と、お斎のお食事代となります。お布施については「お気持ち」なので相場はありませんが、判断が難しい場合は率直にお坊様にお尋ねするか、近しい親族に聞いてみるのがよいでしょう。お斎は必須ではありませんが、四十九日や一周忌などの大切な法要と同時に行う場合はやはり催した方がよろしいでしょう。また、上で挙げたお位牌の代金もかかります。おおよそ2~5万円という場合が多いようです。
納骨式は、他の法要と一緒に行うことが多いため、個別での費用や詳細は意外とわかりにくいものです。様子を詳しく知りたい場合は、事前にお寺に問い合わせてみるとよいのではないでしょうか。またこれも先に挙げましたが、屋外の墓地・霊園で行う場合は天候に左右されます。もし都合が合えば、穏やかな気候の時期にできることがベストですね。