一周忌法要、施主はどう挨拶すべきか
一周忌法要、施主はどう挨拶すべきか
一周忌は、故人が亡くなってからはじめての祥月命日(亡くなられた命日と、月と日が同じ日のこと。祥月命日以外の月は、「月命日」といいます)です。お葬式からはじまった法事法要はここで一段落して、これから三回忌、七回忌などの回忌法要のローテーションが始まっていきます。いってみれば、一周忌はその切り替えの時期だといえるでしょう。
それだけに、遺族親族ばかりではなくある程度は故人の友人や仕事関係の方々にもお声をかけてもよいかもしれません。参列者も本式の喪服は着なくてもよいので、ある程度気楽に参加できるのではないでしょうか。
さて一周忌の法要での挨拶ですが、これといって決まりがあるわけではありません。ですから、法事法要での施主の挨拶としては応用が利くものだと考えておいてください。
施主が挨拶をするタイミングは3回、多くて4回です。順番に見ていきましょう。
- 1)法要が始まる前に
- 2)会食(お斎)の前に
-
3)お坊様にお布施を渡す時に
- 4)法事の終わりに
これが一番重要な挨拶になるでしょう。とはいえこれからしばらく儀式が始まるわけですから、あまり長々とした挨拶をして、参列者の皆さんが飽きてしまっても困ります。
およそ、以下のような挨拶でよいでしょう。
「本日はお忙しい中をお集まりいただき、ありがとうございます。
これより◯◯◯◯(戒名または俗名)の一周忌の法要を始めさせていただきます。
わたくし、故人の○○(続柄。長男、妻、長女など)にあたる○○でございます。
(お坊様の方を向いて)
本日は、○○寺の住職○○様(もしくは○○先生)にお願いいたしております。それではよろしくお願いします」
後半の自己紹介やお坊様のご紹介などは、身内だけで行っている場合は不要ですね。
法要を終えるとお斎となります。これは場合によってあったりなかったりですが、行う場合はその前にも挨拶しましょう。
「本日はお忙しい中をお集りいただきましてありがとうございました。おかげさまで○○の一周忌の法要も無事終えることができました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
また簡単ではございますが、お食事をご用意しております。皆様お忙しいとは思いますが、おくつろぎいただけますと幸いです。本日はまことにありがとうございました」
法要を勤めていただいたお坊様に、お礼をお渡しする場合にも挨拶しましょう。心をこめたお礼の言葉が大切です。
「本日は、お心のこもったお勤めをありがとうございました。これは些少ではございますが、お礼でございます。どうぞお納め下さいませ。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」
会食を終え、法事のすべての行事が終わるときには締めの挨拶をします。会食で空気が和やかになっているところに、いわゆる「宴たけなわではございますが……」という挨拶をするわけですね。
「皆さま、本日はお忙しい中を最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。故人も喜んでいることと思います。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせていただきたいと思います。
ささやかではございますが、お礼の品をご用意しております。お荷物になってしまい恐縮ですが、どうぞお忘れにならないよう、お気をつけてお帰り下さいませ」
これらの挨拶の折々に、故人の思い出をさしはさんでいけば百点満点の挨拶になるでしょう。
一周忌法要、施主はどう挨拶すべきか
一周忌法要、施主はどう挨拶すべきか
一周忌は、故人が亡くなってからはじめての祥月命日(亡くなられた命日と、月と日が同じ日のこと。祥月命日以外の月は、「月命日」といいます)です。お葬式からはじまった法事法要はここで一段落して、これから三回忌、七回忌などの回忌法要のローテーションが始まっていきます。いってみれば、一周忌はその切り替えの時期だといえるでしょう。
それだけに、遺族親族ばかりではなくある程度は故人の友人や仕事関係の方々にもお声をかけてもよいかもしれません。参列者も本式の喪服は着なくてもよいので、ある程度気楽に参加できるのではないでしょうか。
さて一周忌の法要での挨拶ですが、これといって決まりがあるわけではありません。ですから、法事法要での施主の挨拶としては応用が利くものだと考えておいてください。
施主が挨拶をするタイミングは3回、多くて4回です。順番に見ていきましょう。
- 1)法要が始まる前に
- 2)会食(お斎)の前に
-
3)お坊様にお布施を渡す時に
- 4)法事の終わりに
これが一番重要な挨拶になるでしょう。とはいえこれからしばらく儀式が始まるわけですから、あまり長々とした挨拶をして、参列者の皆さんが飽きてしまっても困ります。
およそ、以下のような挨拶でよいでしょう。
「本日はお忙しい中をお集まりいただき、ありがとうございます。
これより◯◯◯◯(戒名または俗名)の一周忌の法要を始めさせていただきます。
わたくし、故人の○○(続柄。長男、妻、長女など)にあたる○○でございます。
(お坊様の方を向いて)
本日は、○○寺の住職○○様(もしくは○○先生)にお願いいたしております。それではよろしくお願いします」
後半の自己紹介やお坊様のご紹介などは、身内だけで行っている場合は不要ですね。
法要を終えるとお斎となります。これは場合によってあったりなかったりですが、行う場合はその前にも挨拶しましょう。
「本日はお忙しい中をお集りいただきましてありがとうございました。おかげさまで○○の一周忌の法要も無事終えることができました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
また簡単ではございますが、お食事をご用意しております。皆様お忙しいとは思いますが、おくつろぎいただけますと幸いです。本日はまことにありがとうございました」
法要を勤めていただいたお坊様に、お礼をお渡しする場合にも挨拶しましょう。心をこめたお礼の言葉が大切です。
「本日は、お心のこもったお勤めをありがとうございました。これは些少ではございますが、お礼でございます。どうぞお納め下さいませ。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」
会食を終え、法事のすべての行事が終わるときには締めの挨拶をします。会食で空気が和やかになっているところに、いわゆる「宴たけなわではございますが……」という挨拶をするわけですね。
「皆さま、本日はお忙しい中を最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。故人も喜んでいることと思います。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせていただきたいと思います。
ささやかではございますが、お礼の品をご用意しております。お荷物になってしまい恐縮ですが、どうぞお忘れにならないよう、お気をつけてお帰り下さいませ」
これらの挨拶の折々に、故人の思い出をさしはさんでいけば百点満点の挨拶になるでしょう。