湿式工法(しっしきこうほう) 石材の取り付け工法のうち、裏面にモルタルを使用するやり方をいいます。躯体に打ち込まれたアンカーなどと石の小口を「引き金物」で連結して、「注ぎとろ」と呼ばれる軟らかいモルタルを充填します。全面的にモルタルを充填する「全とろ」と水平目地部分だけ帯状に充填する「帯とろ」があります。昔から外壁石張りに使われてきたが、地震に弱い、濡れ色が出やすいなどの欠点があります。 |
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乾式工法(かんしきこうほう)<metal fixing> モルタルを使用せずに、躯体に取り付けたファスナーで機械的に石を止める方法です。ファスナーの価格が高いが、湿式工法のもつ欠点が解決されます。モルタルによる補強効果がなく風圧力を石自体が負担するため、事前に石材の強度確認が必要になります。 |
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空積み工法(からづみこうほう) 内装工事で用いられる軽便な取り付け方法で、湿式工法と同じように引き金物で石を固定し、金物の周辺だけ急結モルタルで固めます。 |
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内部乾式工法(ないぶかんしきこうほう) 簡単なファスナーを使って石を留める内装用の取り付け工法をいいます。軽量チャンネルの横胴縁に取り付けた羽子板金物からフックボルトを介して石小口を固定します。補助的に急結モルタルも使用します。取り付けに熟練が不要で施工スピードが速いため多用されています。 |
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接着工法(せっちゃくこうほう) モルタル下地やボード下地面に接着剤で石を貼り付ける、内装壁または床用の工法をいいます。安価ですが接着信頼性に欠け、下地の動きを吸収できないので耐震性はありません。薄い規格品石材(石タイル)などに用いられます。 |
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バサモル(ばさもる) ばさばさのモルタルの意味で、敷きモルタルともいいます。床石張りに用いられる下地用の空練りモルタルです。 |
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ダボ(太柄)<dowel> 石の連結および取り付けのため石小口に掘った孔に差し込む短い棒のことです。ステンレス製で3.2φ〜5.0φが普通で、掘られた孔のことは「ダボ孔」といいます。 |
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引き金物(ひきかなもの) ダボに引掛けて躯体と石を連結する針金をいいます。ステンレス製で3.2φなどがあり、針金細工の要領で石の位置を決めるため作業には習熟が必要です。 |
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GPC<granite faced concrete> みかげをPCa板に打ち込む工法で、高層ビル外装では一般的な石の使い方です。同じように砂岩やライムストーンを打ち込むこともあります。 |
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シアコン(しあこん) シアーコネクターの略で、GPCで石とコンクリートを連結するためのステンレス針金をいいます。石材裏面に開けられた二個一対の斜め孔に、引掛けるようにして取り付けます。通常、1平米あたり8〜10個使用します。 |
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染み抜き(しみぬき) 石に生じた染み、汚れなどを薬剤で除去することをいいます。染みの種類によって混合した酸や有機溶剤などを使い分け、湿布の要領で処置します。経験豊かな専門職の仕事です。 |
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ダンマル(だんまる) 「黙」とも当て字します。欠けた石を補修する方法で、樹脂に石粉などを混ぜたものを加熱して詰め、冷えてから研ぎ出します。ダンマルという天然樹脂を用いたことからこの名前がつきます。焼き継ぎともいいます。 |
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表面処理(ひょうめんしょり) 撥水剤や吸水防止剤を石の表面に塗ることをいいます。裏面処理と同じように濡れ色やエフロを防ぐほか、吸水率の高い石の汚れ防止に効果があります。最近、無機系で耐久性の高い製品が出始めました。 |
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本焼き(ほんやき) 石の補修方法のうち、同じ石を象嵌するやり方をいいます。 |
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エフロ<efflorescence> 白華のことです。モルタルやコンクリートのアルカリ分が水とともに表面に染み出し、空気中の炭酸ガスと反応して硬化したものをいい、モルタルを使用しない取付け工法か、裏面の排水が対策の基本となります。 |
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濡れ色(ぬれいろ) 石の裏面や目地内の水分が表面に現れたもののことです。雨水がほとんどの原因だが、寒冷地では裏面の結露で濡れ色が出ることもあります。施工方法で防止できます。 |
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黄変(おうへん) 接着材や裏面処理樹脂の成分が石の表面まで移行して黄色い染みを生じたものをいいます。ニ液樹脂の分量違いや、練り混ぜ不足が原因となることが多いです。 |
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