開眼供養と閉眼供養 - お墓の購入[お墓百科]

開眼供養とは

「開眼供養」とは、お墓を新しく建てた場合、石に仏様の魂を入れる儀式です。
これはもともと、仏像を造ったときに材料である石に仏様の魂を入れて仏像の眼を開き、拝む対象とするための儀式でした。
それがお墓や仏壇・仏具などでも行われるようになり、仏様の魂を入れることから「御魂入れ」ともいわれています。
開眼供養を行うことで、新しいお墓が宗教的な機能を果たすことになります。
また、お墓が故人の安住の地となり、納骨することができるようにもなるのです。

閉眼供養とは

開眼供養とは逆に、お墓を単なる石に戻すための儀式が「閉眼供養」です。
「閉眼」とは仏様の目を閉じることですが、魂を抜くことから「御魂抜き」とも呼ばれたりします。
主に、お墓をほかの場所に移したり建て替えたりする改葬の際に行います。これは、買い換えなどで不要となった仏壇・仏具にも行われます。