香積寺墓苑(こうちゃくじぼえん)の現地レポート

投稿日:

香積寺墓苑本堂

静かな時を刻む、由緒正しきやすらぎの聖地 香積寺墓苑

● 香積寺墓苑の周辺環境
香積寺のある埼玉県加須は、鯉のぼりで有名な街です。駅の中に鯉のぼりを掲げるほか、商店街では鯉のぼりをかたどったかわいらしい旗を掲げたお店が軒を連ねています。毎年5月には「加須市民平和祭」が開催され、利根川の河川敷の空を全長100mの巨大なこいのぼり4世が泳ぐ光景は圧巻の一言!(2020年5月のお祭りは、新型コロナウィルス流行の世情に鑑み開催中止となりました)街全体が加須と加須の産業を元気に盛り上げています。
歴史ある寺社が点在しつつ、むさしの村やクライミングウォールなどの娯楽施設も充実しています。


✔ポイント
いが饅頭やうどんなど「食」がさかんな街。


饅頭を赤飯でくるんだ「いがまんじゅう」や、塩漬けした小豆を用いた「塩あんびん餅」など、加須周辺の和菓子屋では様々な郷土の銘菓を販売しています。また、このあたりでは古くから小麦の地粉を使ったうどんづくりが有名なこともあり、大通りにはうどん屋も数多くあります。地域の人々の間は、もちもちとした食感が「かため」か「やわらかめ」か、自分の好みの固さのうどんに合わせてお店を選んでいるようです。コシのあるもちもちとした良質なうどんは、上皇陛下が皇太子時代に加須を訪問した際に召し上がったことがあるという由緒あるもの。生活と産業が豊かな活気のある街です。


● 香積寺墓苑内の様子

香積寺の歴史は戦国の覇者・豊臣秀吉が活躍した時代にさかのぼります。1590年に豊臣秀吉が後北条氏を滅ぼし、徳川家康が関東に領地を移したころ徳川譜代の家臣たちも家康に従って関東へ移りました。その家臣のうちの一人、設楽貞清が徳川家の旗本として武蔵国埼玉郡の土地を与えられ、江戸設楽宗家の菩提寺として香積寺が創建されました。この流れは長い時を経て、近年、地域の歴史に明るい人々の協力によりだんだんと紐解かれていきました。創建は推定1588年。実に430年という時がこの香積寺に刻まれています。徳川幕府が築いた265年という年月は「大政奉還」によって終わりを告げましたが、設楽氏の関わったこの領地だけは明治に至るまで変わらぬ状態で残ったとされ、非常に安定した領地経営を行ったといわれています。珍しいものが数多く保管されており、なかでも旗本設楽氏12代の宝篋印塔は非常に貴重な所蔵品です。


✔ポイント
歴史だけでなく現在の檀家を大切にする考え


名刹といった厳かな趣でありながら、檀家の人々が法要時は寒くないように、足が辛くないようにといった住職の配慮からたくさんの冷暖房設備や誰もが座れるよう椅子が用意されています。歴史のある墓苑ですが、現代の人々が使いやすいお寺でありたいという住職の考えかたから、最近では苑内がバリアフリーになりました。また、管理人の配慮で、どのお墓も供花が枯れたら花瓶ごときれいに掃除し、線香トレイまできれいにしていたりと、いつきても気持ちのよい雰囲気になれるようお墓を守っています。宗教自由霊園が増えている今の時代、宗派の限られたお寺では珍しく、新しい檀家さんが増えるほど居心地の良いお寺。「お彼岸の暑いときは、かき氷を用意したり、冬の寒い時期は豚汁や甘酒を用意するといった奉仕をします」と、ご住職夫妻。お墓参りの時も心地良く過ごしてほしいというご住職夫妻の優しさ溢れる墓苑です。


香積寺墓苑がわかる!写真ギャラリー



東北自動車道「加須I.C.」より、125号線沿いに(加須・行田方面)約7分!交通アクセスがとても便利な立地にあります。
最寄り駅は東武伊勢崎線「加須駅」。久喜駅からは10分ほど。北千住駅からは両毛線有料特急を利用すれば40分ほどでアクセスできます。 加須駅からは徒歩で20~30分ほど。駅南口から、タクシーなら1メーターの距離です。
バスを利用するなら「加須駅」南口のロータリーからバスで加須車庫行きのバスに乗車、「加須駅車庫」停留所で下車すると徒歩5分で到着します。 お寺の横に広い駐車場もありますので法事の際も安心です。



宗派は曹洞宗です。過去の宗旨・宗派は問いません。

2015年に墓苑内がバリアフリーになりました。平坦な苑内は車椅子でもお参りしやすい設計です。 彫刻やデザインなど、いわさき石材にご相談ください。
広い墓苑内には水場も数か所ご用意があります。お線香がつけやすいよう扉のついた着火台もご用意。水場にはハンドソープの用意もあります。 お墓まわりは水はけの良い設計で安心です。



山号は「永喜山」。「維摩詰諸説経香仏品第十」に収められている香積如来の説法「この世界があらゆる楼閣は香気からなっている(略)」とあり、これがお寺の名前の由来になっていると言われています。また、行業記に先君の法号であると記されていたり、裏山に祀られた鈴木氏五代の墓前(室町〜戦国時代にこの地域を支配していた鈴木氏のこと。五代に渡って供養されていることから「鈴木氏五代」と呼ばれています)に掘られた灯籠の彫刻などが由来となっているという説もあります。
山号「永喜山」と書かれた山門。 山門から本堂までの道。
梵鐘。 永代供養墓。
本堂内。正面には1956年に加須市有形文化財に指定された木造釈迦如来が鎮座しています。仏壇は一本の釘も使わず寄せ木で建造されています。 法要時に誰もが足を傷めないよう椅子が用意されています。また暖房器具もたくさん用意。真冬もあたたかく過ごせます。



アットホームな雰囲気でお墓をお守りしています。宗教自由霊園が増えている今の時代、宗派の限られたお寺では珍しく、新しい檀家さんが増えるほど居心地の良いお寺。
バリアフリーになった墓苑内は、ベビーカーや車椅子の方にも安心してご利用いただけます。車椅子は貸出をしています。 どなたでも心地よくいられるよう、冷暖房をしっかりと完備。
現在は使われていませんが、昔の霊柩車が大切に保管されています。また本堂内には、時代劇でよく見る駕籠(かご)や古い銅鐘なども展示されており、貴重な歴史の瞬間を垣間見ることができます。 お寺の歴史の魁となった江戸設楽宗家の墓も、同じ敷地内に眠っています。




香積寺墓苑の概要

所在地 埼玉県加須市馬内684
連絡先 TEL.0120-780-656
経営主体 (宗)香積寺
宗旨・宗派 曹洞宗(過去の宗旨・宗派不問)
建物設備 管理事務所・休憩所・トイレ・法要所・水道設備・車イス貸出・駐車場
香積寺墓苑の特徴

寺院墓地 法要施設 バリアフリー 大型駐車場 永代供養墓 古刹名刹 全区画陽当り


霊園までの行き方

電車・バスをご利用の場合
  • 東武伊勢崎線「加須駅」よりバスに乗車、「加須駅車庫前」下車徒歩約5分
  • ※ 東武伊勢崎線 加須駅より徒歩30分、タクシーで1メーターほどの距離です。

お車をご利用の場合
  • 東北自動車道「加須I.C.」より、125号線沿いに(加須・行田方面)約7分
  • ※ カーナビでは「埼玉県加須市馬内684」もしくは「香積寺墓苑」で検索してください。


もっとくわしく… 香積寺墓苑の紹介ページはこちら

いわさき石材店のホームページより「香積寺墓苑」を紹介しています。ぜひごらんください。

いわさき石材店公式サイト
いわさき石材店公式サイト

香積寺墓苑(こうちゃくじぼえん)の現地レポート

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香積寺墓苑本堂

静かな時を刻む、由緒正しきやすらぎの聖地 香積寺墓苑

● 香積寺墓苑の周辺環境
香積寺のある埼玉県加須は、鯉のぼりで有名な街です。駅の中に鯉のぼりを掲げるほか、商店街では鯉のぼりをかたどったかわいらしい旗を掲げたお店が軒を連ねています。毎年5月には「加須市民平和祭」が開催され、利根川の河川敷の空を全長100mの巨大なこいのぼり4世が泳ぐ光景は圧巻の一言!(2020年5月のお祭りは、新型コロナウィルス流行の世情に鑑み開催中止となりました)街全体が加須と加須の産業を元気に盛り上げています。
歴史ある寺社が点在しつつ、むさしの村やクライミングウォールなどの娯楽施設も充実しています。


✔ポイント
いが饅頭やうどんなど「食」がさかんな街。


饅頭を赤飯でくるんだ「いがまんじゅう」や、塩漬けした小豆を用いた「塩あんびん餅」など、加須周辺の和菓子屋では様々な郷土の銘菓を販売しています。また、このあたりでは古くから小麦の地粉を使ったうどんづくりが有名なこともあり、大通りにはうどん屋も数多くあります。地域の人々の間は、もちもちとした食感が「かため」か「やわらかめ」か、自分の好みの固さのうどんに合わせてお店を選んでいるようです。コシのあるもちもちとした良質なうどんは、上皇陛下が皇太子時代に加須を訪問した際に召し上がったことがあるという由緒あるもの。生活と産業が豊かな活気のある街です。


● 香積寺墓苑内の様子

香積寺の歴史は戦国の覇者・豊臣秀吉が活躍した時代にさかのぼります。1590年に豊臣秀吉が後北条氏を滅ぼし、徳川家康が関東に領地を移したころ徳川譜代の家臣たちも家康に従って関東へ移りました。その家臣のうちの一人、設楽貞清が徳川家の旗本として武蔵国埼玉郡の土地を与えられ、江戸設楽宗家の菩提寺として香積寺が創建されました。この流れは長い時を経て、近年、地域の歴史に明るい人々の協力によりだんだんと紐解かれていきました。創建は推定1588年。実に430年という時がこの香積寺に刻まれています。徳川幕府が築いた265年という年月は「大政奉還」によって終わりを告げましたが、設楽氏の関わったこの領地だけは明治に至るまで変わらぬ状態で残ったとされ、非常に安定した領地経営を行ったといわれています。珍しいものが数多く保管されており、なかでも旗本設楽氏12代の宝篋印塔は非常に貴重な所蔵品です。


✔ポイント
歴史だけでなく現在の檀家を大切にする考え


名刹といった厳かな趣でありながら、檀家の人々が法要時は寒くないように、足が辛くないようにといった住職の配慮からたくさんの冷暖房設備や誰もが座れるよう椅子が用意されています。歴史のある墓苑ですが、現代の人々が使いやすいお寺でありたいという住職の考えかたから、最近では苑内がバリアフリーになりました。また、管理人の配慮で、どのお墓も供花が枯れたら花瓶ごときれいに掃除し、線香トレイまできれいにしていたりと、いつきても気持ちのよい雰囲気になれるようお墓を守っています。宗教自由霊園が増えている今の時代、宗派の限られたお寺では珍しく、新しい檀家さんが増えるほど居心地の良いお寺。「お彼岸の暑いときは、かき氷を用意したり、冬の寒い時期は豚汁や甘酒を用意するといった奉仕をします」と、ご住職夫妻。お墓参りの時も心地良く過ごしてほしいというご住職夫妻の優しさ溢れる墓苑です。


香積寺墓苑がわかる!写真ギャラリー



東北自動車道「加須I.C.」より、125号線沿いに(加須・行田方面)約7分!交通アクセスがとても便利な立地にあります。
最寄り駅は東武伊勢崎線「加須駅」。久喜駅からは10分ほど。北千住駅からは両毛線有料特急を利用すれば40分ほどでアクセスできます。 加須駅からは徒歩で20~30分ほど。駅南口から、タクシーなら1メーターの距離です。
バスを利用するなら「加須駅」南口のロータリーからバスで加須車庫行きのバスに乗車、「加須駅車庫」停留所で下車すると徒歩5分で到着します。 お寺の横に広い駐車場もありますので法事の際も安心です。



宗派は曹洞宗です。過去の宗旨・宗派は問いません。

2015年に墓苑内がバリアフリーになりました。平坦な苑内は車椅子でもお参りしやすい設計です。 彫刻やデザインなど、いわさき石材にご相談ください。
広い墓苑内には水場も数か所ご用意があります。お線香がつけやすいよう扉のついた着火台もご用意。水場にはハンドソープの用意もあります。 お墓まわりは水はけの良い設計で安心です。



山号は「永喜山」。「維摩詰諸説経香仏品第十」に収められている香積如来の説法「この世界があらゆる楼閣は香気からなっている(略)」とあり、これがお寺の名前の由来になっていると言われています。また、行業記に先君の法号であると記されていたり、裏山に祀られた鈴木氏五代の墓前(室町〜戦国時代にこの地域を支配していた鈴木氏のこと。五代に渡って供養されていることから「鈴木氏五代」と呼ばれています)に掘られた灯籠の彫刻などが由来となっているという説もあります。
山号「永喜山」と書かれた山門。 山門から本堂までの道。
梵鐘。 永代供養墓。
本堂内。正面には1956年に加須市有形文化財に指定された木造釈迦如来が鎮座しています。仏壇は一本の釘も使わず寄せ木で建造されています。 法要時に誰もが足を傷めないよう椅子が用意されています。また暖房器具もたくさん用意。真冬もあたたかく過ごせます。



アットホームな雰囲気でお墓をお守りしています。宗教自由霊園が増えている今の時代、宗派の限られたお寺では珍しく、新しい檀家さんが増えるほど居心地の良いお寺。
バリアフリーになった墓苑内は、ベビーカーや車椅子の方にも安心してご利用いただけます。車椅子は貸出をしています。 どなたでも心地よくいられるよう、冷暖房をしっかりと完備。
現在は使われていませんが、昔の霊柩車が大切に保管されています。また本堂内には、時代劇でよく見る駕籠(かご)や古い銅鐘なども展示されており、貴重な歴史の瞬間を垣間見ることができます。 お寺の歴史の魁となった江戸設楽宗家の墓も、同じ敷地内に眠っています。




香積寺墓苑の概要

所在地 埼玉県加須市馬内684
連絡先 TEL.0120-780-656
経営主体 (宗)香積寺
宗旨・宗派 曹洞宗(過去の宗旨・宗派不問)
建物設備 管理事務所・休憩所・トイレ・法要所・水道設備・車イス貸出・駐車場
香積寺墓苑の特徴

寺院墓地 法要施設 バリアフリー 大型駐車場 永代供養墓 古刹名刹 全区画陽当り


霊園までの行き方

電車・バスをご利用の場合
  • 東武伊勢崎線「加須駅」よりバスに乗車、「加須駅車庫前」下車徒歩約5分
  • ※ 東武伊勢崎線 加須駅より徒歩30分、タクシーで1メーターほどの距離です。

お車をご利用の場合
  • 東北自動車道「加須I.C.」より、125号線沿いに(加須・行田方面)約7分
  • ※ カーナビでは「埼玉県加須市馬内684」もしくは「香積寺墓苑」で検索してください。


もっとくわしく… 香積寺墓苑の紹介ページはこちら

いわさき石材店のホームページより「香積寺墓苑」を紹介しています。ぜひごらんください。

いわさき石材店公式サイト
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