連れ添った夫婦が離婚した場合、特に嫁入りした女性が実家のお墓に入るのは難しい場合があります。また夫婦が離婚した場合、子供はどこのお墓に入るかも問われる部分です。今回は「離婚した場合のお墓問題」について紹介します。

離婚女性の場合

そもそも離婚をしていない場合であれば夫側の家のお墓に入るか夫と建てた墓にはいりますが、離婚した場合、親類側からは他の家の人間として扱われることが慣習的にありますが、苗字を戻した場合は比較的スムーズに実家のお墓に入ることが多いようです。
それでも実家の墓に入り付いらいという場合は、ご自身でお墓を購入して個人墓を建てるか、納骨堂や永代供養墓などその他の方法を探す方が多いです。

子供の生活のためなど、配偶者の苗字をそのまま名乗る場合は、実家のお墓に入るには墓地の管理人が難色を示すこともあります。もしスムーズに事が運ぶようでしたらお墓に実家の旧姓の苗字のほかにあらたに嫁ぎ先の苗字を彫刻したり、墓誌を立てるなどの工夫が必要です。

子供は離婚したらどのお墓に入るのか

子供の医師によってはどちらのお墓に入ることも可能です。おおよそ、子供が結婚をしていれば配偶者の家の墓に入るか、配偶者と建てた墓に入るなど選択は広がりますが未婚の場合は実家の墓に入ることももちろんありますし、あらたに墓を建てる方もいるでしょう。

両親が先立って子供に判断が委ねられている場合

たとえば離婚した両親のうち父親が先になくなり子供が墓を建てるとします。戸籍上離婚しているのすが、子供自身がよければ離婚している母親も同じ墓に入ることができます。ただし、寺院墓地の場合は寺の住職の判断に相談するのがよいでしょう。

このほか、新たに個人のお墓を建てるか、永代供養の墓に合祀してもらうか、実家のお墓に入るなどの選択肢もありますが、いずれにしても死後のことだと先延ばしにせずに意思を共有しておくことが大切です。