三福寺墓苑(さんふくじぼえん)の現地レポート

投稿日:

歴史ある県指定重要文化財、小山薬師 三福寺墓苑


● 三福寺墓苑の周辺環境

東武東上線「坂戸駅」。駅周辺はスーパーや飲食店などが充実しており、活気のある雰囲気の街です。
「坂戸駅」北口を出ると、ロータリーが広がりタクシーが常駐しています。バス停からは「大橋行き」に乗車して10分、「小山」停留所を降りると目の前に停車します。高麗川の美しい自然や住宅街に囲まれた地域。駅から歩いていくと40~50分ほどかかるのでバスかタクシーの利用がおすすめです。

✔ポイント
高麗川を超えたゆるい丘「小山」のもうひとつの話し


高麗川を超えたあたりからゆるい丘のようになっていることから江戸の頃より変わらずこのあたりを小山という地名で呼んだという説もありますが、この地名にちなむ“小山宗仙(そうせん)”という男の逸話は、三福寺を知る上で欠かすことはできません。

ある時、薬師如来を信仰する宗仙は、薬師様があらわれて願いを叶えるべく分身を残すという夢を見ました。目覚めると薬師如来の頭部だけが枕元にあったというのです。
その頭部を祀ったところ、西国から宗仙のもとに「如来の体部分を造りなさい」といったお告げがあったという男が現れ、その通りに如来の体を作ったところ、完成した薬師如来像が奈良の春日大社の方に消えていったそうです。
このお話は、三福寺に残る『東方飛来薬師如来縁起』に記されています。以来、薬師如来は「三福寺の薬師さま」として古くから多くの村人に信仰されてきました。関東三大薬師のひとつといわれており、県指定の重要文化財です。


● 三福寺墓苑内の様子

三福寺は浄土宗のお寺です。本山は東京都港区芝の増上寺と鎌倉の光明寺にあり、総本山は京都の東山の知恩院です。大同元年806年医師(くすし)小山宗仙を開基として伝わる古刹です。関東三大薬師の一つと言われる『三福寺の薬師如来像』は埼玉県指定の重要文化財です。
境内は藤、銀杏、柿など季節の実りを育む緑いっぱいの開放感のある空間。駐車場も通常では30台駐車いただける広いスペースが本堂前にあります。墓苑も広々としており陽当たりも良く、至福感に包まれています。歩道スペースも広くとり車イスでも行き来のできる全区画バリアフリーの気持ちの良い墓苑です。また近年では1区画0.6㎡のコンパクトな設計の区画も誕生しました。


✔ポイント
歴史ある什物と、慰霊碑


本堂は如来像のほか、歴史ある建造物が訪れる人を圧倒します。欄間の彫刻も美しく、悠久の美へと人々を誘います。天保年間1840年代のものといわれる瑠璃殿什物(るりでんじゅうもつ)が納められており、浄土宗瑠璃光山金宝院の名に相応しく、歴史ある宝を大切におさめています。また、墓苑内には大きな忠魂碑もあります。戦後70年を超えましたが哀しみを悼み、継続してあの日を繰り返さないと平和を願う人々が慰霊碑に花を手向けます。巡拝会向のひとつとしても指定されているここ三福寺では、いかなる歴史の浮き沈みをもこの薬師如来へと残し、未来につなげています。


三福寺墓苑がわかる!写真ギャラリー




三福寺墓苑の最寄り駅は東武東上線の「坂戸駅」にあります。坂戸駅を降りれば自由通路に光が美しく差し込むステンドグラスが目に入ることでしょう。日本画家の倉島重友氏の原画をもとにできたガラスは朝、昼、夕、夜と移りゆく一日の流れを、近くを流れる高麗川の清流に託しています。いってらっしゃいからおかえりまでを、このガラスで語りかけてくれます。

上の地図画像をクリックするとGoogleマップでごらんいただけます。 「坂戸駅」北口から車で10分ほどにあります。

「坂戸駅」北口から大橋行きのバスに乗り約10分。「小山」バス停停留所下車、徒歩約1分のアクセスです。小山バス停から細い道を行くと、白い砂利に浮かぶ三福寺の本堂が出迎えます。 30台程ならラクに駐車できる広さの駐車場。お彼岸や施餓鬼法要の際は交通整備をし、40台以上駐車することもできます。





住宅と緑に囲まれたあたたかみ溢れる環境。開放感のある空間です。
浄土宗の寺院墓地です。過去の宗旨・宗派は問いません。 全区画バリアフリー。
コンパクトな設計でお手入れがしやすい0.6㎡の新区画も販売中です。 墓苑内にお手洗いもあります。

手桶置き場。安心してお参りいただけます。 美しい花々が、訪れる人々を迎えてくれます。




大同元年(806年)、医師(くすし)小山宗仙により開基した伝わる古刹です。本堂の中央には木造の薬師如来像が鎮座しており、鎌倉時代に活躍した慶派の仏師湛慶(たんけい)の作と伝えられています。檜の寄木造の坐像で像の高さは80センチメートル。漆塗りの上から金箔が施されています。左手に薬つぼをのせ、右手は手の平を前に向け指先が天上を指すように結ばれています。ぜひ目の前でごらんください。
三福寺の本堂外観。 赴きのある畳敷きの境内。
本堂の中は50人程入る広さですが、椅子もご用意しています。 歴史を感じる写真。
近隣の小学生たちが三福寺についてまとめたレポートが飾られています。 瑠璃殿什物(天保年間 1840年代のもの)。



地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道で救いを求める衆生にあたたかい手を差しのべお救いくださる六地蔵のいる墓苑です。
墓苑内風景。 対誉上人像。現在のご本堂を建てたときにご尽力された住職をかたどった像が本堂の脇で見守っています。
県指定重要文化財である「小山薬師」は代々の県知事もお参りに来ます。 駐車場の端に大きな忠魂碑の石碑。入西村に位置するこの忠魂碑は明治維新以来郷土を離れ幾多戦没に殉じた英霊を称えた碑。日本の繁栄と平和が忠魂の賜物であることを忘れずに世界の平和を祈念しています。
藤、銀杏など季節ごとに実りある植物や樹木がたのしめます。


三福寺墓苑の概要

所在地 埼玉県坂戸市小山259
連絡先 TEL.0120-780-656(9:00~18:00)
経営主体 (宗)三福寺
宗旨・宗派 浄土宗(過去の宗旨・宗派不問)
建物設備 管理事務所/礼拝堂/休憩所/トイレ/水道設備/駐車場
三福寺墓苑の特徴

バリアフリー 全区画陽当り 大型駐車場 寺院墓地 ゆとり墓所


霊園までの行き方

電車・バスをご利用の場合
  • 東武東上線「坂戸駅」北口よりバス、小山バス停下車徒歩約1分
  • ※ 坂戸駅北口にタクシーが在駐していますので予約せずにご利用できます。

お車をご利用の場合
  • 関越自動車道 坂戸西スマートインターより3分
  • ※ カーナビでは「埼玉県坂戸市小山259」もしくは「三福寺墓苑」で検索してください。


もっとくわしく… 三福寺墓苑の紹介ページはこちら

いわさき石材店のホームページより「三福寺墓苑」を紹介しています。ぜひごらんください。

いわさき石材店公式サイト
いわさき石材店公式サイト

三福寺墓苑(さんふくじぼえん)の現地レポート

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歴史ある県指定重要文化財、小山薬師 三福寺墓苑


● 三福寺墓苑の周辺環境

東武東上線「坂戸駅」。駅周辺はスーパーや飲食店などが充実しており、活気のある雰囲気の街です。
「坂戸駅」北口を出ると、ロータリーが広がりタクシーが常駐しています。バス停からは「大橋行き」に乗車して10分、「小山」停留所を降りると目の前に停車します。高麗川の美しい自然や住宅街に囲まれた地域。駅から歩いていくと40~50分ほどかかるのでバスかタクシーの利用がおすすめです。

✔ポイント
高麗川を超えたゆるい丘「小山」のもうひとつの話し


高麗川を超えたあたりからゆるい丘のようになっていることから江戸の頃より変わらずこのあたりを小山という地名で呼んだという説もありますが、この地名にちなむ“小山宗仙(そうせん)”という男の逸話は、三福寺を知る上で欠かすことはできません。

ある時、薬師如来を信仰する宗仙は、薬師様があらわれて願いを叶えるべく分身を残すという夢を見ました。目覚めると薬師如来の頭部だけが枕元にあったというのです。
その頭部を祀ったところ、西国から宗仙のもとに「如来の体部分を造りなさい」といったお告げがあったという男が現れ、その通りに如来の体を作ったところ、完成した薬師如来像が奈良の春日大社の方に消えていったそうです。
このお話は、三福寺に残る『東方飛来薬師如来縁起』に記されています。以来、薬師如来は「三福寺の薬師さま」として古くから多くの村人に信仰されてきました。関東三大薬師のひとつといわれており、県指定の重要文化財です。


● 三福寺墓苑内の様子

三福寺は浄土宗のお寺です。本山は東京都港区芝の増上寺と鎌倉の光明寺にあり、総本山は京都の東山の知恩院です。大同元年806年医師(くすし)小山宗仙を開基として伝わる古刹です。関東三大薬師の一つと言われる『三福寺の薬師如来像』は埼玉県指定の重要文化財です。
境内は藤、銀杏、柿など季節の実りを育む緑いっぱいの開放感のある空間。駐車場も通常では30台駐車いただける広いスペースが本堂前にあります。墓苑も広々としており陽当たりも良く、至福感に包まれています。歩道スペースも広くとり車イスでも行き来のできる全区画バリアフリーの気持ちの良い墓苑です。また近年では1区画0.6㎡のコンパクトな設計の区画も誕生しました。


✔ポイント
歴史ある什物と、慰霊碑


本堂は如来像のほか、歴史ある建造物が訪れる人を圧倒します。欄間の彫刻も美しく、悠久の美へと人々を誘います。天保年間1840年代のものといわれる瑠璃殿什物(るりでんじゅうもつ)が納められており、浄土宗瑠璃光山金宝院の名に相応しく、歴史ある宝を大切におさめています。また、墓苑内には大きな忠魂碑もあります。戦後70年を超えましたが哀しみを悼み、継続してあの日を繰り返さないと平和を願う人々が慰霊碑に花を手向けます。巡拝会向のひとつとしても指定されているここ三福寺では、いかなる歴史の浮き沈みをもこの薬師如来へと残し、未来につなげています。


三福寺墓苑がわかる!写真ギャラリー




三福寺墓苑の最寄り駅は東武東上線の「坂戸駅」にあります。坂戸駅を降りれば自由通路に光が美しく差し込むステンドグラスが目に入ることでしょう。日本画家の倉島重友氏の原画をもとにできたガラスは朝、昼、夕、夜と移りゆく一日の流れを、近くを流れる高麗川の清流に託しています。いってらっしゃいからおかえりまでを、このガラスで語りかけてくれます。

上の地図画像をクリックするとGoogleマップでごらんいただけます。 「坂戸駅」北口から車で10分ほどにあります。

「坂戸駅」北口から大橋行きのバスに乗り約10分。「小山」バス停停留所下車、徒歩約1分のアクセスです。小山バス停から細い道を行くと、白い砂利に浮かぶ三福寺の本堂が出迎えます。 30台程ならラクに駐車できる広さの駐車場。お彼岸や施餓鬼法要の際は交通整備をし、40台以上駐車することもできます。





住宅と緑に囲まれたあたたかみ溢れる環境。開放感のある空間です。
浄土宗の寺院墓地です。過去の宗旨・宗派は問いません。 全区画バリアフリー。
コンパクトな設計でお手入れがしやすい0.6㎡の新区画も販売中です。 墓苑内にお手洗いもあります。

手桶置き場。安心してお参りいただけます。 美しい花々が、訪れる人々を迎えてくれます。




大同元年(806年)、医師(くすし)小山宗仙により開基した伝わる古刹です。本堂の中央には木造の薬師如来像が鎮座しており、鎌倉時代に活躍した慶派の仏師湛慶(たんけい)の作と伝えられています。檜の寄木造の坐像で像の高さは80センチメートル。漆塗りの上から金箔が施されています。左手に薬つぼをのせ、右手は手の平を前に向け指先が天上を指すように結ばれています。ぜひ目の前でごらんください。
三福寺の本堂外観。 赴きのある畳敷きの境内。
本堂の中は50人程入る広さですが、椅子もご用意しています。 歴史を感じる写真。
近隣の小学生たちが三福寺についてまとめたレポートが飾られています。 瑠璃殿什物(天保年間 1840年代のもの)。



地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道で救いを求める衆生にあたたかい手を差しのべお救いくださる六地蔵のいる墓苑です。
墓苑内風景。 対誉上人像。現在のご本堂を建てたときにご尽力された住職をかたどった像が本堂の脇で見守っています。
県指定重要文化財である「小山薬師」は代々の県知事もお参りに来ます。 駐車場の端に大きな忠魂碑の石碑。入西村に位置するこの忠魂碑は明治維新以来郷土を離れ幾多戦没に殉じた英霊を称えた碑。日本の繁栄と平和が忠魂の賜物であることを忘れずに世界の平和を祈念しています。
藤、銀杏など季節ごとに実りある植物や樹木がたのしめます。


三福寺墓苑の概要

所在地 埼玉県坂戸市小山259
連絡先 TEL.0120-780-656(9:00~18:00)
経営主体 (宗)三福寺
宗旨・宗派 浄土宗(過去の宗旨・宗派不問)
建物設備 管理事務所/礼拝堂/休憩所/トイレ/水道設備/駐車場
三福寺墓苑の特徴

バリアフリー 全区画陽当り 大型駐車場 寺院墓地 ゆとり墓所


霊園までの行き方

電車・バスをご利用の場合
  • 東武東上線「坂戸駅」北口よりバス、小山バス停下車徒歩約1分
  • ※ 坂戸駅北口にタクシーが在駐していますので予約せずにご利用できます。

お車をご利用の場合
  • 関越自動車道 坂戸西スマートインターより3分
  • ※ カーナビでは「埼玉県坂戸市小山259」もしくは「三福寺墓苑」で検索してください。


もっとくわしく… 三福寺墓苑の紹介ページはこちら

いわさき石材店のホームページより「三福寺墓苑」を紹介しています。ぜひごらんください。

いわさき石材店公式サイト
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