田舎に多い個人墓地

都会から離れて野山を散策していると、のどかな光景に昔ながらのお墓がなじんでいることがあります。都会ではあまりみられない光景だと思います。そういえば、自分の家の庭にお墓を建てるのは自由なのでしょうか。

そもそもお墓は霊園や寺院の土地を借りて、そこに建てるのが一般的です。あくまで永代供養料を支払って、土地をかりるものです。一方、田舎で見られるこじんまりとした古いお墓はというと、私有地に建てられています。ということは自分の家の土地にお墓を建てたいと思うかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、実際は現在では難しいようです。

私有地に建てるお墓は個人墓地と言われますが、現在では墓地埋葬法によって私有地に新たなお墓を立てることは出来なくあなりました。田舎の庭に建っているお墓がみな歴史を感じるのはそのためで、当時は可能でした。
ただし今でもその土地々々の風習もありますので、自治体によっては認められる場合もあります。個人で墓地をどうしても建てたいという場合は念の為自治体の許可がおりるか確認しましょう。