進む街中のバリアフリー

近年街のいたるところでバリアフリー化が進み、障害をお持ちの方や、ご高齢の方にも暮らしやすい工夫がされてきました。
身近な例では、交通機関や大型商業施設などで、車椅子の方でも安心して利用できるよう、段差がない通路、エレベーターでの動線の確保が挙げられます。特に駅では階差が多かったり、電車の乗り降りに支障が出やすいですが、現在では多くの支障が取り除かれ、できる限り健常者と同じ暮らしに近づけられてきたようです。乗り降りの高低差が多かったバスもノンステップを導入した車両が増えてきました。このバリアフリーは、なにより暮らしやすさだけではなく、安全面でもとても重要な役割を担っています。様々な立場の方ができる限り平等な生活を送ることができる時代になってきました。

霊園のバリアフリー化

霊園に関してもバリアフリー化が進んでいます。
車椅子に乗った方や杖をついたご高齢の方が、段差や高低差が多い霊園だとお墓参りの足が遠のいてしまいがち。また、転倒してお怪我をされる心配があるかもしれません。そういった心配事をなくして、安全・安心して、気軽にお墓参りができるよう、バリアフリー化された霊園では、平らな参道やスロープ（ゆるやかな傾斜の通路）、手すり等が整備されています。お車でお越しの方には車椅子の貸出を行っている霊園もあります。
また、バリアフリーはお体が不自由な方だけではなく、ベビーカーをご利用のご家族にも優しい設計になっています。赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年代の方に、ご家族揃ってお墓参りをしていただけるように、そしていつでも気軽に来ることができるように。バリアフリーによってご家族とご先祖様の和がより広がるものであるといいですね。