先日こちらの記事で、バリアフリーについて書かせていただきました。近年の霊園は高齢化や様々なハンデを持った方からお子さんまで、様々な年代、環境の方に対応しています。そこで今回は、霊園が持つ様々な施設について見ていきたいと思います。

現在一般的な霊園はこれらの施設が揃っていることが多いようです。

・管理事務所　・休憩所　・トイレ　・水場　・法要施設　・駐車場

法要施設は別として、多くは一般的に公園にも見られる施設です。霊園の多くが公園を思わせるような、緑が豊かで、通路が整備され、トイレなどのメンテナンスが行き届いています。誰でも気軽にお墓参りができたり、多くの方が法要に訪れることができるよう配慮されたものです。特に休憩所やトイレといった施設は、バリアフリー化、ユニバーサルデザイン化といって、健康な方だけではなく、お体が不自由であったり、ハンデがある方も同じように利用できる工夫がされています。

お墓参りは一人でふらっといくことももちろんありますが、多くの場合は家族で行かれることが多いでしょう。その中には小さいお子さんから車椅子のご高齢者までいらっしゃるかもしれません。そのため、なだらかなスロープや手すりがしっかり整えられていることが大事です。また、お墓は基本的には屋外にあるものですので、夏の高温や、冬の零下でも一度体を休めることができる場所が必要です。冷暖房が完備された休憩所や法要施設があることも大切です。管理事務所で車椅子を貸し出しているところもありますので、必要な方はぜひチェックしてみてください。

トイレがバリアフリーになっているかどうかも重要です。車椅子の方が利用しやすいか、手すりがしっかりついているか、大きな段差がないか、そのあたりもできれば確認したいところです。
お墓は長い年月にわたって代々受け継がれていくものです。そのため、自分はいま健康だから関係ないとおもわれるかもしれないことでも、将来、必要になってくるかもしれません。急な怪我等で車椅子に乗ることになるかもしれません。家族のため、自分のためにも、利用しやすい施設がしっかり揃っているかがとても大事なポイントなのです。