霊園墓地の選び方

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人生最大級の「大きな買い物」・お墓

ohaka2人ひとりの人生の中で、大きな買い物といえば何でしょうか。
まず挙がるのが、マンションや家などの不動産。数千万円から、場合によってはもう一ケタ上の買い物というのは、サラリーマンではなかなかないでしょう。
次が車でしょうか?地方では生活必需品で日常の足になる存在ですが、都市部では駐車場代などのランニングコストを考えると、どちらかというとぜいたく品。ステータスシンボルともいえるアイテムです。

お墓を買う、というのは、この2つの買い物のちょうど中間くらいのイメージになります。いや、10年で買い替えを考える車よりもマンションに近いでしょう。価格帯としては新築マンションより下ですが、家族墓であれば世代をまたいで利用しますし、何といっても一度買ったら長いお付き合いをすることになる。不動産ではありませんが、同じくらいのスパンで利用する施設といえます。

さて、そんな「大きな買い物」であるお墓。どうやって選べばいいのでしょうか?
インターネットで買えないものはほとんどない、という時代になりましたが、それでもこれほど大きな買い物は、直接現物を見てから買いたい、というのが人情でしょう。とはいえ、霊園や墓地は交通の便がいいところばかりにあるとは限りません。働いている現役世代が休日を使って見に行くにしても、週末だけで何か所回れるでしょうか。定年退職を迎えたリタイア世代となると、体力的な制約もあるでしょう。

そこで、おススメの「霊園・墓地の選び方」を挙げてみましょう。

まずは情報収集! すべての基本です

皆さんがお墓について求める条件は、アクセスの便利さ、価格、霊園・墓地の雰囲気などなど、たくさんあると思います。それを見極めるには、たくさんの霊園の情報を集めることが必要。しかし、日常生活の中で霊園の情報に自然に触れることはあまり期待できません。意識して、自分から情報を集めていく必要があります。
では、墓地の情報はどのような場所で探せばいいでしょうか。

公営の墓地は、運営している地方自治体の広報誌、窓口、ウェブサイトなどで募集情報が掲示されます。募集期間は限られていますので、公営墓地を検討している場合はこまめに情報をチェックしましょう。
民営の場合は、電車やバスの車内広告、新聞の折り込みチラシ、ウェブサイトの広告などが情報源になります。最近は、霊園を紹介することに特化したサイトも出てきました。また、葬儀やお墓関連の専門誌もあります。一般の書店で扱っていることは少ないので、注文するかネット通販などで取り寄せてみるといいでしょう。

ある程度情報を集めたら、自分が重視するポイントを整理して分析・検討するフェーズに入ります。候補となる墓地を何か所か絞り込み、実際に問い合わせをして見学に行きましょう。
墓地に求める条件については先にも挙げましたが、他に重視されやすいのは区画の広さ、日当たりのよさなどです。区画あたりの価格が安くても、ひと区画が狭ければ建てられるお墓にも制限ができますし、なにより窮屈です。額面上の安さだけにとらわれず、広さとのバランスを考えましょう。日当たりですが、墓地は宅地や商業地としては利用しにくい斜面や丘陵地を開発して作られることが多く、南向きの斜面であれば日当たりはよくなります。そもそも日当たりがよすぎると墓石が劣化してしまう場合があるので、本来は墓地は日当たりはよくないほうがいい。ですが、昼でも薄暗いような墓地よりは、明るくて見晴らしがいいほうがいい……と思う方が増えています。やはり、楽しくお参りできる方が、お墓にとってもよりよいのではないでしょうか。ただし、お盆の時期は日当たりのよい墓地ではお参りがつらい場合があります。休憩できる施設があるかどうか、適度に樹木が植えられていて日よけになるかどうか、などお参りする季節のことも考えるといいでしょう。

民営の墓地であれば、経営母体についてもリサーチしておいてもいいでしょう。今後長く使うつもりで購入したのに、どうも運営会社の経営が怪しくなって……ということは避けたいもの。古くからある寺院墓地などで、長く経営されていることがわかっている場合は心配する必要はほとんどありません。ですが、新規開発の場合などはどうしても気になるもの。その場合に、民営霊園に対して自治体が付与した許可番号が手掛かりになります。たとえば千葉県では、「千葉県衛指令第○号の○ 許可番号○○-○」というような番号が振られています。この番号がきちんと振られているかどうか、さらに詳しく知りたい場合は自治体にこの番号で問い合わせをしてみるといいでしょう。
公営の墓地の場合は、このような確認をする必要はないでしょう。

墓地選び、このポイントは落とせない!

墓地を選ぶ際に、「これは見逃せない!」というポイントを箇条書きにしてみました。

  • 墓地の立地、日当たり
  • 宗教・宗派の規定の有無。家の宗派と合っているか→お寺が運営している場合は、「神父さんや牧師さんは立ち入りできない」などの制限がある場合もあります。
  • (民営の場合)経営母体の法人は信頼できるか
  • 墓石工事期限の規定はあるか
    →「区画購入後、○年後までに墓石を建ててください」という規定がある墓地があります。自分たちの予算やスケジュールと見合うかどうか、確認してください。
  • 墓石の形や大きさの制限があるか
    →洋型墓石の可否など、制限がある場合があります。
  • 墓地の管理料の有無や支払い方法
    →購入時の費用以外に、保守費用が必要な場合もあります。銀行引き落としな ど、支払い方法についても確認しましょう。
  • 法要時の手配は可能か
    →仏教の場合、お墓の移転や、お墓からお骨を抜く際などには法要が必要で す。お坊さんを紹介してもらえるとスムーズですから、可能かどうか確認して みましょう。
  • 永代使用権の範囲や規制の有無
    →「永代供養」「永代使用」という言葉はよく使われますが、明確な規定があ るわけではなく、お寺や墓地によって実際の期間や継承可能かどうかなど、条 件が異なります。しっかり確認しましょう。

墓地使用規定を確認しましょう

民間墓地の場合、いよいよ購入となると、契約書を取り交わします。ここで決められるのは、

    • 墓地使用者の資格
    • 墓地使用上の制約
    • 墓石の建立について
    • 墓地内の設備と使用について
    • 墓地使用権の譲渡、継承について

墓地使用権を取消、終了したい場合の手続き

などについてです。契約書は難しい文言も多く、細かい文字で書かれている場合が多いので読み飛ばしがちですが、きちんとすみずみまで目を通し、疑問点があれば契約を取り交わす前に何度でも確認しましょう。

公営墓地の場合は、空いていたらすぐ購入……とはいきません。希望者がたくさんいる場合がほとんどですから、公営住宅などと同じように抽選になります。郵送やインターネットで申し込み、受付番号が付与されて抽選会が行われます。東京都の場合は抽選会は公開で行われます。抽選結果は会場で告知されるほか、はがきでの通知、役場の窓口などに掲示されます。
当選していれば、書類審査を経て申し込みとなります。住民票、埋葬・火葬許可書、実印や印鑑登録証などを持参して審査を受け、完了後に墓地使用申請書を提出します。使用料を納付すれば、使用許可証が交付されて墓地を使えるようになります。

おすすめのサイト:
東京・埼玉・神奈川・千葉の一般霊園は”セントソフィアシリーズ”
車で、電車で、交通の便のよい東京23区 江戸川区の墓地・霊園”パーク江戸川セントソフィア”

霊園墓地の選び方

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人生最大級の「大きな買い物」・お墓

ohaka2人ひとりの人生の中で、大きな買い物といえば何でしょうか。
まず挙がるのが、マンションや家などの不動産。数千万円から、場合によってはもう一ケタ上の買い物というのは、サラリーマンではなかなかないでしょう。
次が車でしょうか?地方では生活必需品で日常の足になる存在ですが、都市部では駐車場代などのランニングコストを考えると、どちらかというとぜいたく品。ステータスシンボルともいえるアイテムです。

お墓を買う、というのは、この2つの買い物のちょうど中間くらいのイメージになります。いや、10年で買い替えを考える車よりもマンションに近いでしょう。価格帯としては新築マンションより下ですが、家族墓であれば世代をまたいで利用しますし、何といっても一度買ったら長いお付き合いをすることになる。不動産ではありませんが、同じくらいのスパンで利用する施設といえます。

さて、そんな「大きな買い物」であるお墓。どうやって選べばいいのでしょうか?
インターネットで買えないものはほとんどない、という時代になりましたが、それでもこれほど大きな買い物は、直接現物を見てから買いたい、というのが人情でしょう。とはいえ、霊園や墓地は交通の便がいいところばかりにあるとは限りません。働いている現役世代が休日を使って見に行くにしても、週末だけで何か所回れるでしょうか。定年退職を迎えたリタイア世代となると、体力的な制約もあるでしょう。

そこで、おススメの「霊園・墓地の選び方」を挙げてみましょう。

まずは情報収集! すべての基本です

皆さんがお墓について求める条件は、アクセスの便利さ、価格、霊園・墓地の雰囲気などなど、たくさんあると思います。それを見極めるには、たくさんの霊園の情報を集めることが必要。しかし、日常生活の中で霊園の情報に自然に触れることはあまり期待できません。意識して、自分から情報を集めていく必要があります。
では、墓地の情報はどのような場所で探せばいいでしょうか。

公営の墓地は、運営している地方自治体の広報誌、窓口、ウェブサイトなどで募集情報が掲示されます。募集期間は限られていますので、公営墓地を検討している場合はこまめに情報をチェックしましょう。
民営の場合は、電車やバスの車内広告、新聞の折り込みチラシ、ウェブサイトの広告などが情報源になります。最近は、霊園を紹介することに特化したサイトも出てきました。また、葬儀やお墓関連の専門誌もあります。一般の書店で扱っていることは少ないので、注文するかネット通販などで取り寄せてみるといいでしょう。

ある程度情報を集めたら、自分が重視するポイントを整理して分析・検討するフェーズに入ります。候補となる墓地を何か所か絞り込み、実際に問い合わせをして見学に行きましょう。
墓地に求める条件については先にも挙げましたが、他に重視されやすいのは区画の広さ、日当たりのよさなどです。区画あたりの価格が安くても、ひと区画が狭ければ建てられるお墓にも制限ができますし、なにより窮屈です。額面上の安さだけにとらわれず、広さとのバランスを考えましょう。日当たりですが、墓地は宅地や商業地としては利用しにくい斜面や丘陵地を開発して作られることが多く、南向きの斜面であれば日当たりはよくなります。そもそも日当たりがよすぎると墓石が劣化してしまう場合があるので、本来は墓地は日当たりはよくないほうがいい。ですが、昼でも薄暗いような墓地よりは、明るくて見晴らしがいいほうがいい……と思う方が増えています。やはり、楽しくお参りできる方が、お墓にとってもよりよいのではないでしょうか。ただし、お盆の時期は日当たりのよい墓地ではお参りがつらい場合があります。休憩できる施設があるかどうか、適度に樹木が植えられていて日よけになるかどうか、などお参りする季節のことも考えるといいでしょう。

民営の墓地であれば、経営母体についてもリサーチしておいてもいいでしょう。今後長く使うつもりで購入したのに、どうも運営会社の経営が怪しくなって……ということは避けたいもの。古くからある寺院墓地などで、長く経営されていることがわかっている場合は心配する必要はほとんどありません。ですが、新規開発の場合などはどうしても気になるもの。その場合に、民営霊園に対して自治体が付与した許可番号が手掛かりになります。たとえば千葉県では、「千葉県衛指令第○号の○ 許可番号○○-○」というような番号が振られています。この番号がきちんと振られているかどうか、さらに詳しく知りたい場合は自治体にこの番号で問い合わせをしてみるといいでしょう。
公営の墓地の場合は、このような確認をする必要はないでしょう。

墓地選び、このポイントは落とせない!

墓地を選ぶ際に、「これは見逃せない!」というポイントを箇条書きにしてみました。

  • 墓地の立地、日当たり
  • 宗教・宗派の規定の有無。家の宗派と合っているか→お寺が運営している場合は、「神父さんや牧師さんは立ち入りできない」などの制限がある場合もあります。
  • (民営の場合)経営母体の法人は信頼できるか
  • 墓石工事期限の規定はあるか
    →「区画購入後、○年後までに墓石を建ててください」という規定がある墓地があります。自分たちの予算やスケジュールと見合うかどうか、確認してください。
  • 墓石の形や大きさの制限があるか
    →洋型墓石の可否など、制限がある場合があります。
  • 墓地の管理料の有無や支払い方法
    →購入時の費用以外に、保守費用が必要な場合もあります。銀行引き落としな ど、支払い方法についても確認しましょう。
  • 法要時の手配は可能か
    →仏教の場合、お墓の移転や、お墓からお骨を抜く際などには法要が必要で す。お坊さんを紹介してもらえるとスムーズですから、可能かどうか確認して みましょう。
  • 永代使用権の範囲や規制の有無
    →「永代供養」「永代使用」という言葉はよく使われますが、明確な規定があ るわけではなく、お寺や墓地によって実際の期間や継承可能かどうかなど、条 件が異なります。しっかり確認しましょう。

墓地使用規定を確認しましょう

民間墓地の場合、いよいよ購入となると、契約書を取り交わします。ここで決められるのは、

    • 墓地使用者の資格
    • 墓地使用上の制約
    • 墓石の建立について
    • 墓地内の設備と使用について
    • 墓地使用権の譲渡、継承について

墓地使用権を取消、終了したい場合の手続き

などについてです。契約書は難しい文言も多く、細かい文字で書かれている場合が多いので読み飛ばしがちですが、きちんとすみずみまで目を通し、疑問点があれば契約を取り交わす前に何度でも確認しましょう。

公営墓地の場合は、空いていたらすぐ購入……とはいきません。希望者がたくさんいる場合がほとんどですから、公営住宅などと同じように抽選になります。郵送やインターネットで申し込み、受付番号が付与されて抽選会が行われます。東京都の場合は抽選会は公開で行われます。抽選結果は会場で告知されるほか、はがきでの通知、役場の窓口などに掲示されます。
当選していれば、書類審査を経て申し込みとなります。住民票、埋葬・火葬許可書、実印や印鑑登録証などを持参して審査を受け、完了後に墓地使用申請書を提出します。使用料を納付すれば、使用許可証が交付されて墓地を使えるようになります。

おすすめのサイト:
東京・埼玉・神奈川・千葉の一般霊園は”セントソフィアシリーズ”
車で、電車で、交通の便のよい東京23区 江戸川区の墓地・霊園”パーク江戸川セントソフィア”