お墓参りの服装

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30d20f791a295dadc305830c02364ff8_sお葬式や年忌法要などの法事では、やはり黒の礼服を着るべき……というのは、服装についてあまり厳しく言われなくなってきた今日この頃でも、まあ常識の範囲内でしょう。では、同じように「仏様をお祀りする」行為であるお墓参りはどうでしょうか。結論から言えば、「決まった服装はありません」ということになります。例外ですが、亡くなられてから一年以内は喪服のほうがよいようです。ご家族はまだ喪中ということになります。

お墓参りをする、というのはどういうときでしょうか。
一番多いのは、お寺で法事をした後にそのままお参り、という流れでしょう。この場合は、礼服を身につけてのお参りとなります。次に多そうなのが、年末年始やお盆に里帰りしてきて、一族がそろったところで……というとき。こういう場合は、当然ですが皆さん普段着でしょう。夏なら半袖、冬ならコートを着込んでお墓に行きますが、それで仏様が怒ったなんて話は聞いたことがありませんよね?

霊園が自宅の近くにある場合には、毎日散歩がてらお墓にお参りするという人もいます。近いご家族など、特に大切な人を亡くした場合には、そうせずにはいられないという気持ちもよくわかりますね。
お墓参りにドレスコードはありません。極端に露出が多いとか、不潔な服装だとか、故人に対して恥ずかしい服装でなければ、どんな服装でも構わないでしょう。そうそう、他に墓参にいらっしゃる方もおられるでしょうから、常識的な範囲で……ということはありますが、これはお墓参りに限らないですね。

そうそう、お参りだけではなく本格的に掃除をしよう!というときは、作業のしやすい服装でいきましょう。お盆の時期は暑いですから、日よけの帽子(麦わら帽子など、熱がこもらないもの)や汗拭きのタオル、日焼けしすぎないように袖の長い上着など、炎天下で活動できるような服装がいいですね。お茶や冷水なども忘れずに。

あなたは、お墓に何をしに行きますか。もちろん、お墓の掃除をしたり、墓石の手入れをしたりすることも大事です。でも、それだけではないでしょう。お墓にお参りするとは、故人を偲び、故人に今の自分を見せに行くことです。誰にとっても、着飾ったハレの日も、くだけた格好で過ごす日もあります。

お墓参りをハレの行事だと思えばきちんとした格好をしたいですし、普段の日課なら普段着でいいのです。大事なのは、自分を見せるという意識を持つこと。そして、どんな格好で訪れるかよりも、どんな気持ちで訪れるかの方がずっと大切です。

故人のことをしのび、生前のご縁を思い起こしながら、感謝の心を忘れずに。気持ちよくお墓を訪れたいですね。

お墓参りの服装

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30d20f791a295dadc305830c02364ff8_sお葬式や年忌法要などの法事では、やはり黒の礼服を着るべき……というのは、服装についてあまり厳しく言われなくなってきた今日この頃でも、まあ常識の範囲内でしょう。では、同じように「仏様をお祀りする」行為であるお墓参りはどうでしょうか。結論から言えば、「決まった服装はありません」ということになります。例外ですが、亡くなられてから一年以内は喪服のほうがよいようです。ご家族はまだ喪中ということになります。

お墓参りをする、というのはどういうときでしょうか。
一番多いのは、お寺で法事をした後にそのままお参り、という流れでしょう。この場合は、礼服を身につけてのお参りとなります。次に多そうなのが、年末年始やお盆に里帰りしてきて、一族がそろったところで……というとき。こういう場合は、当然ですが皆さん普段着でしょう。夏なら半袖、冬ならコートを着込んでお墓に行きますが、それで仏様が怒ったなんて話は聞いたことがありませんよね?

霊園が自宅の近くにある場合には、毎日散歩がてらお墓にお参りするという人もいます。近いご家族など、特に大切な人を亡くした場合には、そうせずにはいられないという気持ちもよくわかりますね。
お墓参りにドレスコードはありません。極端に露出が多いとか、不潔な服装だとか、故人に対して恥ずかしい服装でなければ、どんな服装でも構わないでしょう。そうそう、他に墓参にいらっしゃる方もおられるでしょうから、常識的な範囲で……ということはありますが、これはお墓参りに限らないですね。

そうそう、お参りだけではなく本格的に掃除をしよう!というときは、作業のしやすい服装でいきましょう。お盆の時期は暑いですから、日よけの帽子(麦わら帽子など、熱がこもらないもの)や汗拭きのタオル、日焼けしすぎないように袖の長い上着など、炎天下で活動できるような服装がいいですね。お茶や冷水なども忘れずに。

あなたは、お墓に何をしに行きますか。もちろん、お墓の掃除をしたり、墓石の手入れをしたりすることも大事です。でも、それだけではないでしょう。お墓にお参りするとは、故人を偲び、故人に今の自分を見せに行くことです。誰にとっても、着飾ったハレの日も、くだけた格好で過ごす日もあります。

お墓参りをハレの行事だと思えばきちんとした格好をしたいですし、普段の日課なら普段着でいいのです。大事なのは、自分を見せるという意識を持つこと。そして、どんな格好で訪れるかよりも、どんな気持ちで訪れるかの方がずっと大切です。

故人のことをしのび、生前のご縁を思い起こしながら、感謝の心を忘れずに。気持ちよくお墓を訪れたいですね。