毎年7月または8月の13日〜15日頃のお盆になるとお墓参りに行かれる方が多くなります。結婚などで家を出て、ご家族、ご先祖様のお墓が遠方にある場合、1年に1回しかお墓参りに行けない方も多いかと思います。久しぶりのお墓参りとなると、しっかり正装して行かないと失礼になるのでは、そんな声もたまに聞かれます。そのほかお墓参りに相応しい服装、持ち物、NGマナーなどについて考えてみます。

お墓参りはいつ行けばいいの？

先にお盆にお墓参りをする方が多いと記載しましたが、お盆のほかにはお彼岸や故人の命日などのタイミングでお墓参りをされる方が多いです。一般的なシーズンはありますが、基本的にはいつ行っても問題ありません。例えば、進学、就職、結婚、出産など、人生の大きな節目を墓前に報告することも多いでしょう。毎日通って手を合わせる方、1年に1回だけしか行けないけれど気持ちをしっかり伝えたい方など、お墓参りのタイミングはひとそれぞれなので、時期やタイミングはさほど気にする必要はありません。
それではお墓参りの時間は何時頃がいいかといえば、これも特に決まりはありません。お盆の暑い時期などは、午前中の涼しい時間に行かれる方も多いようですが、夜に行くのも決してNGではありません。地方の習慣によっては夜にお墓参りをすることもありますので、極端に遅い時間ではなければ問題ないでしょう。ただし、霊園等によっては開園時間が決まっていますので、あらかじめ調べていくのがいいでしょう。

どんな服装で行けばいいの？

お墓参りというとお葬式や法事など、喪服のイメージがあるかもしれません。もちろん正装するに越したことはありませんが、お盆やお彼岸、普段のお墓参りでは普段着で問題ありません。むしろお墓の掃除をしやすい服装で行くのがベターです。また、霊園は山など傾斜地に多いこともあり、動きやすい服装であるのが大事です。服装に迷って足が遠のいてしまうよりは、いつでも普段着でふらっと行けるような心持ちでも大丈夫です。

何を持っていけばいい？

お墓参りの持ち物としては、お墓のお掃除をする道具、お供え物、お線香などですが、注意しなければ行けないのがお供え物の食品やお花などです。寒い冬よりは暑い夏場にお墓参りをする人口が多いため、すぐ腐ってしまうような生物や、すぐ枯れてしまう生花は避けたほうがいいでしょうまわりのお墓にも迷惑がかかってしまうので、衛生上問題がありそうなものはNGです。ただし、頻繁にお墓参りができる環境でしたら、お供え物に目が行き届くので問題ないです。