おさらいしたいお供え物のマナー

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d6d62cb550fe9f841972b78a72456321_s夏のお盆の時期は終わりましたが、法事・法要というものは一年を通じてあるもの。不意のご不幸による葬儀はもちろんですが、三回忌・七回忌などの回忌法要は祥月命日に合わせるため、年中機会がありますね。

お供え物にはどのようなものがふさわしいか、そのたびに悩むことになるのはしかたのないこと。まずはお供え物の基本に立ち返って考えてみましょう。

お供え物には大きく分けると、お墓にお供えするものと先方のお宅でお仏壇や祭壇にお供えするもの、2種類があります。どちらにも使えるものとして、一番有用なのが供花です。お供えするお花は、生花店に行けば年間通じて手に入ります。お盆やお彼岸の時期であれば、スーパーやコンビニエンスストアでも扱っている場合がありますね。生花店では、お供えにするものであることと予算を伝えれば季節にあった供花を見繕ってもらえます。お墓にお供えする場合は、花束を二つに分けてもらうこともできますね。お花を自分で選ぶ場合は、花粉が飛びにくいもの、日持ちするものを選ぶとよいでしょう。

次に喜ばれるものは、やはり故人が好きだったものですね。お酒、タバコ、お菓子といった嗜好品、またお肉やお魚などの食品もアリですが、こちらはお墓にお供えするにしてもお参りしたらすぐに引き上げて、皆さんでいただくような算段をしておく必要があります。季節を問わず、生ものには気をつけましょう。お酒は瓶や缶に入っているものがほとんどですから、お墓にそのままお供えされているものも多く見ます。お菓子もお仏壇や祭壇にお供えしたら、お下がりとして家族でいただいたり、ご近所に配ることもあります。小分けにして配りやすい、個包装のものを選ぶとよいでしょう。

c26a4d30b9db1add4534d413219b5664_sお供物の手配が間に合わなかったり、故人のことをあまり知らない場合にも使える万能のお供物、それはやはり「お金」です。金額についてはさまざまなバリエーションが考えられますが、そこまで親しくない場合は5000円というラインが一般的。礼を尽くしたい場合は一万円で間違いはありませんが、あまり高額になるとかえって先方に気遣っていただく形になるので注意が必要です。数人で訪問する場合は、「友人一同」「有志一同」などとして連名でお送りするのも一つの手。この場合は先方からのお返しに備えて、内袋に全員の連絡先も明記しておきましょう。
表書きは、「御仏前」「御供物料」と書きます。「御霊前」は四十九日までしか使わない宗派がほとんどですから、要注意。「御香奠」「御香典」と書けば、いつでも通用しますから万全です。お金をお供えするのはなんとなく礼を失するような感覚を持つ方もおられますが、ご家族の方からすれば何にでも応用が効く、始末に困らないお供え物であるのも事実。変な話ですが、一万円分の供花でも一週間もすれば処分しなければいけませんが、現金ならさまざまな形で活かすことができますからね。

不祝儀袋に筆ペンをセットにして、いつでも取り出せるようにしておくと便利です。現金は、いつでもコンビニエンスストアなどのATMで都合がつけられますね。新札は銀行の窓口に行かなければいけませんが、不祝儀であればその心配もありません。

相手方に応じて、どんなお供物がいいのかよく考え、場合によっては先方に連絡して相談しましょう。相手が喜び、負担にならないものがなによりです。

おさらいしたいお供え物のマナー

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d6d62cb550fe9f841972b78a72456321_s夏のお盆の時期は終わりましたが、法事・法要というものは一年を通じてあるもの。不意のご不幸による葬儀はもちろんですが、三回忌・七回忌などの回忌法要は祥月命日に合わせるため、年中機会がありますね。

お供え物にはどのようなものがふさわしいか、そのたびに悩むことになるのはしかたのないこと。まずはお供え物の基本に立ち返って考えてみましょう。

お供え物には大きく分けると、お墓にお供えするものと先方のお宅でお仏壇や祭壇にお供えするもの、2種類があります。どちらにも使えるものとして、一番有用なのが供花です。お供えするお花は、生花店に行けば年間通じて手に入ります。お盆やお彼岸の時期であれば、スーパーやコンビニエンスストアでも扱っている場合がありますね。生花店では、お供えにするものであることと予算を伝えれば季節にあった供花を見繕ってもらえます。お墓にお供えする場合は、花束を二つに分けてもらうこともできますね。お花を自分で選ぶ場合は、花粉が飛びにくいもの、日持ちするものを選ぶとよいでしょう。

次に喜ばれるものは、やはり故人が好きだったものですね。お酒、タバコ、お菓子といった嗜好品、またお肉やお魚などの食品もアリですが、こちらはお墓にお供えするにしてもお参りしたらすぐに引き上げて、皆さんでいただくような算段をしておく必要があります。季節を問わず、生ものには気をつけましょう。お酒は瓶や缶に入っているものがほとんどですから、お墓にそのままお供えされているものも多く見ます。お菓子もお仏壇や祭壇にお供えしたら、お下がりとして家族でいただいたり、ご近所に配ることもあります。小分けにして配りやすい、個包装のものを選ぶとよいでしょう。

c26a4d30b9db1add4534d413219b5664_sお供物の手配が間に合わなかったり、故人のことをあまり知らない場合にも使える万能のお供物、それはやはり「お金」です。金額についてはさまざまなバリエーションが考えられますが、そこまで親しくない場合は5000円というラインが一般的。礼を尽くしたい場合は一万円で間違いはありませんが、あまり高額になるとかえって先方に気遣っていただく形になるので注意が必要です。数人で訪問する場合は、「友人一同」「有志一同」などとして連名でお送りするのも一つの手。この場合は先方からのお返しに備えて、内袋に全員の連絡先も明記しておきましょう。
表書きは、「御仏前」「御供物料」と書きます。「御霊前」は四十九日までしか使わない宗派がほとんどですから、要注意。「御香奠」「御香典」と書けば、いつでも通用しますから万全です。お金をお供えするのはなんとなく礼を失するような感覚を持つ方もおられますが、ご家族の方からすれば何にでも応用が効く、始末に困らないお供え物であるのも事実。変な話ですが、一万円分の供花でも一週間もすれば処分しなければいけませんが、現金ならさまざまな形で活かすことができますからね。

不祝儀袋に筆ペンをセットにして、いつでも取り出せるようにしておくと便利です。現金は、いつでもコンビニエンスストアなどのATMで都合がつけられますね。新札は銀行の窓口に行かなければいけませんが、不祝儀であればその心配もありません。

相手方に応じて、どんなお供物がいいのかよく考え、場合によっては先方に連絡して相談しましょう。相手が喜び、負担にならないものがなによりです。