お墓を建てる手順は?

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お墓を建てるにはどんな順序だといいのでしょうか。
通常建墓には1~2ヶ月かかります。納骨の予定日が決まっているのならできるだけ効率よく進めたいものです。今回はお墓完成までの手順について紹介します。

1.まずは墓地を探すことからはじめる

まずはじめにお墓を建てるとなると、お墓えらびから始めたくなると思いますが「どこにお墓を建てるか」からスタートすると効率よく決まります。その理由は墓地によって、建てられるお墓かどうかが違うからです。

 

墓地を探す方法は、大きくわけて2つあります。
1つは、石材店に墓地を紹介してもらう方法です。信頼している石材店があるなら紹介してもらうと良いでしょう。石材店の仕事は暮石の加工や販売だけと思われがちですが、実は墓地や霊園から販売業務を委託されていたり、墓地を独自に運営しているところもあります。闇雲に探しても決めかねることも多いので実はお墓づくりのことなら一貫して任せられる石材店があると早いです。墓石の加工や販売だけと思われがちですが、実は墓地や霊園から販売業務を委託されていたり、墓地を独自に運営しているところもあります。闇雲に探しても決めかねることも多いので実はお墓づくりのことなら一貫して任せられる石材店があると早いです。

 

2つめの方法は、広告やインターネットで情報を収集する方法です。
何も頼る人がいない場合、一から探すならこの方法です。霊園やお寺を探す上で何が外せないポイントなのかを精査してみます。例えば・・

  • ● 長く住んでいた家のそばや故郷に建てたい
  • ● 親類が墓参りに通いやすい都内の駅から近い場所に建てたい
  • ● 富士山の見える場所に建てたい
  • ● 愛犬と眠れるお墓が建てられる場所に建てたい
  • ● 自然あふれる場所に建てたい
  • ● 管理の行き届いた霊園で建てたい
  • ● 管理料ができるだけ手頃な霊園に建てたい
  • ● 著名人が眠る墓地に建てたい

情報を精査してある程度希望の墓地を決めたら「資料請求」をして比較してみましょう。

2.予算を決める

資料請求した資料を見比べながら次に考えるのは、お墓にいくらまでかけられるかということです。

お墓を建てるといっても、石材にかかる費用だけではありません。いわゆる不動産であれば土地代にあたる費用(永代使用料)や年間管理費、開眼や納骨などにかかる法要代などがかかります。同時に納骨式をして親類を呼ぶのであれば式の費用も必要になります。

寺院墓地でお墓を建てるのであれば檀家になるためのお布施など別途費用が必要になりますので供養にかかる費用をまとめてリストを作って予算だてておくと便利です。

 

参考までに、暮石の建立には総額でも200〜300万ほどと費用がかかります。結構高いなと思われたのではないでしょうか。区画の敷地面積を制限したり、駅から離れた場所で探してみるとお墓にかかる費用を節約できます。墓石の建立には総額でも200〜300万ほどと費用がかかります。結構高いなと思われたのではないでしょうか。区画の敷地面積を制限したり、駅から離れた場所で探してみるとお墓にかかる費用を節約できます。

 

また暮石自体の形によっても相場が違います。一般的な和型・洋型の暮石のタイプであれば50万から180万ほどが相場です。オリジナルでデザインをほどこす場合は100万から200万程度かかります。墓石のタイプであれば50万から180万ほどが相場です。オリジナルでデザインをほどこす場合は100万から200万程度かかります。

さらに、調べるなかでこれからたくさん目にすると思いますが、永代使用料の相場は100万〜200万程です。年間管理費用は、地域や霊園のタイプによっても変わりますが、5000円〜15,000円あたりが相場といえます。

 

デザインに拘りたいけれどあまり予算をかけたくないという場合は、たとえば墓石をベーシックな洋型にして、彫刻に個性を出したりするだけでも他とは違う雰囲気を出すことはできます。

墓石の費用・付属品の購入・工事費など複数石材店に見積を出してもらい内容や費用を比較してみましょう。

3.石材店をえらぶ

予算がある程度決まったら、次は石材店を選びましょう。建てたい墓石がデザイン墓石ならば施工実績のある石材店でなければなりませんし、建立後もメンテナンスが必要になることもあるので石材店選びも慎重に選びます。

先ほど申し上げたように、お墓の建立は郊外の墓地を選んでみたり、形にあまりこだわらずに建てれば多少節約できるところもありますが、石材だけは節約思考に走るのはおすすめしません。永年雨風にさらされていくものですし、大きな地震があれば倒れて倒壊する墓もいくらでもあります。たとえ小さな破損であってもそこからカビや染み込んでキズを大きくひろげてしまいます。数ある石材の中でも強度があり形にあった耐久性のある石が求められます。石材の知識を豊富にもっている石材店だと安心です。

 

また、はじめに書いたように多くの墓地では石材店を指定しています。墓地の所有者が石材店に墓地の販売業務の委託をしているからです。つまりその指定石材店を選ぶことになりますが、一番良い方法は実際に店まで足を運んでみることです。これからの長いつきあいです。会わないことには見えてはきません。

さらに、希望を話して見積を出してもらうこともおすすめです。もし、見積を見てわかりにくいなと思っても、そこは遠慮なく確認できる関係が理想といえます。不透明なまま契約を交わさないことです。仕上がりや納期、アフターケアについてもくわしく説明してくれる石材店を選びましょう。

4.墓石を選ぶ

墓石の材質や形、付属品をつけるか、墓石刻む文字をどうするかなどを決めます。

墓石の形も時代によってだいぶ変化してきましたが、これも好みと墓地の規約で建てられる形が変わりますので、石材店に相談してみましょう。

 

古くから日本でなじみ深い棹石が縦型の和型といわれる墓石がかつては一般的でした。
芝台の上に下から中台、上台が積まれ、棹石を積んだこの形は仏舎利塔や五輪塔を簡略化したものと言われています。棹石の上部、頭の部分は宗教や宗派によって変わります。

現在、公園墓地などで見られるようになったのは棹石を横に長くした洋型といわれる墓石です。シンプルで高さが低く地震の多い日本では安定しているともいわれていて、首都圏ではこの形の墓石を建てる人が増えています。
さらに、家の名前ではなく好きな文字を刻む場合や絵柄の彫刻を入れる場合にもおさまりが良いようです。

またデザイン墓石であれば施工実績のある石材店にどのような形が耐久性のあるデザインかを相談しながら設計を依頼します。墓地によって墓石の形が制限されているので、規約を守り石材店に相談して決めましょう。

5.お墓の施工

ここからは石材店の仕事です。

デザインを受けた石材店がコンピューターで図面を作成したら、必要な石材を採石場から採掘します。採掘された原石は入念な検査をして図面のとおりに切断して加工されます。熟練工の技によって美しい研磨作業が行われます。

その後、契約した墓地区画での基礎工事が入り設置作業が行われます。通常この作業で1〜2ヶ月かかります。

 

6.墓石完成の確認

完成した墓の仕上りの確認をして工事費用を支払います。ひび割れはないか、注文した状態と相違ないかを注意深く確認しましょう。

7.開眼法要をする

いわゆる墓石に魂を入れるための法要です。お墓開きといって単なる石であった墓石はこの法要をすることで初めて礼拝の対象となります。親類縁者も参列出席しやすいため納骨式とあわせて行うのが一般的ですが、開眼法要を行う時期に決まりはありません。

生前に建墓する場合(寿陵)についても法要の時期に決まりはありません。そもそも仏教において、生前に墓を建てることは生前の徳を積む行為とされてきました。生前のうちに開眼法要をする方もいます。お盆やお彼岸を外した時期にお願いすればお寺とも日程調整が組みやすいでしょう。霊園によっては法要の相談も受け付けているので一度相談してみることをおすすめします。

開眼法要についてくわしくは「開眼法要とは?」をごらんください。

お墓を建てる手順は?

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お墓を建てるにはどんな順序だといいのでしょうか。
通常建墓には1~2ヶ月かかります。納骨の予定日が決まっているのならできるだけ効率よく進めたいものです。今回はお墓完成までの手順について紹介します。

1.まずは墓地を探すことからはじめる

まずはじめにお墓を建てるとなると、お墓えらびから始めたくなると思いますが「どこにお墓を建てるか」からスタートすると効率よく決まります。その理由は墓地によって、建てられるお墓かどうかが違うからです。

 

墓地を探す方法は、大きくわけて2つあります。
1つは、石材店に墓地を紹介してもらう方法です。信頼している石材店があるなら紹介してもらうと良いでしょう。石材店の仕事は暮石の加工や販売だけと思われがちですが、実は墓地や霊園から販売業務を委託されていたり、墓地を独自に運営しているところもあります。闇雲に探しても決めかねることも多いので実はお墓づくりのことなら一貫して任せられる石材店があると早いです。墓石の加工や販売だけと思われがちですが、実は墓地や霊園から販売業務を委託されていたり、墓地を独自に運営しているところもあります。闇雲に探しても決めかねることも多いので実はお墓づくりのことなら一貫して任せられる石材店があると早いです。

 

2つめの方法は、広告やインターネットで情報を収集する方法です。
何も頼る人がいない場合、一から探すならこの方法です。霊園やお寺を探す上で何が外せないポイントなのかを精査してみます。例えば・・

  • ● 長く住んでいた家のそばや故郷に建てたい
  • ● 親類が墓参りに通いやすい都内の駅から近い場所に建てたい
  • ● 富士山の見える場所に建てたい
  • ● 愛犬と眠れるお墓が建てられる場所に建てたい
  • ● 自然あふれる場所に建てたい
  • ● 管理の行き届いた霊園で建てたい
  • ● 管理料ができるだけ手頃な霊園に建てたい
  • ● 著名人が眠る墓地に建てたい

情報を精査してある程度希望の墓地を決めたら「資料請求」をして比較してみましょう。

2.予算を決める

資料請求した資料を見比べながら次に考えるのは、お墓にいくらまでかけられるかということです。

お墓を建てるといっても、石材にかかる費用だけではありません。いわゆる不動産であれば土地代にあたる費用(永代使用料)や年間管理費、開眼や納骨などにかかる法要代などがかかります。同時に納骨式をして親類を呼ぶのであれば式の費用も必要になります。

寺院墓地でお墓を建てるのであれば檀家になるためのお布施など別途費用が必要になりますので供養にかかる費用をまとめてリストを作って予算だてておくと便利です。

 

参考までに、暮石の建立には総額でも200〜300万ほどと費用がかかります。結構高いなと思われたのではないでしょうか。区画の敷地面積を制限したり、駅から離れた場所で探してみるとお墓にかかる費用を節約できます。墓石の建立には総額でも200〜300万ほどと費用がかかります。結構高いなと思われたのではないでしょうか。区画の敷地面積を制限したり、駅から離れた場所で探してみるとお墓にかかる費用を節約できます。

 

また暮石自体の形によっても相場が違います。一般的な和型・洋型の暮石のタイプであれば50万から180万ほどが相場です。オリジナルでデザインをほどこす場合は100万から200万程度かかります。墓石のタイプであれば50万から180万ほどが相場です。オリジナルでデザインをほどこす場合は100万から200万程度かかります。

さらに、調べるなかでこれからたくさん目にすると思いますが、永代使用料の相場は100万〜200万程です。年間管理費用は、地域や霊園のタイプによっても変わりますが、5000円〜15,000円あたりが相場といえます。

 

デザインに拘りたいけれどあまり予算をかけたくないという場合は、たとえば墓石をベーシックな洋型にして、彫刻に個性を出したりするだけでも他とは違う雰囲気を出すことはできます。

墓石の費用・付属品の購入・工事費など複数石材店に見積を出してもらい内容や費用を比較してみましょう。

3.石材店をえらぶ

予算がある程度決まったら、次は石材店を選びましょう。建てたい墓石がデザイン墓石ならば施工実績のある石材店でなければなりませんし、建立後もメンテナンスが必要になることもあるので石材店選びも慎重に選びます。

先ほど申し上げたように、お墓の建立は郊外の墓地を選んでみたり、形にあまりこだわらずに建てれば多少節約できるところもありますが、石材だけは節約思考に走るのはおすすめしません。永年雨風にさらされていくものですし、大きな地震があれば倒れて倒壊する墓もいくらでもあります。たとえ小さな破損であってもそこからカビや染み込んでキズを大きくひろげてしまいます。数ある石材の中でも強度があり形にあった耐久性のある石が求められます。石材の知識を豊富にもっている石材店だと安心です。

 

また、はじめに書いたように多くの墓地では石材店を指定しています。墓地の所有者が石材店に墓地の販売業務の委託をしているからです。つまりその指定石材店を選ぶことになりますが、一番良い方法は実際に店まで足を運んでみることです。これからの長いつきあいです。会わないことには見えてはきません。

さらに、希望を話して見積を出してもらうこともおすすめです。もし、見積を見てわかりにくいなと思っても、そこは遠慮なく確認できる関係が理想といえます。不透明なまま契約を交わさないことです。仕上がりや納期、アフターケアについてもくわしく説明してくれる石材店を選びましょう。

4.墓石を選ぶ

墓石の材質や形、付属品をつけるか、墓石刻む文字をどうするかなどを決めます。

墓石の形も時代によってだいぶ変化してきましたが、これも好みと墓地の規約で建てられる形が変わりますので、石材店に相談してみましょう。

 

古くから日本でなじみ深い棹石が縦型の和型といわれる墓石がかつては一般的でした。
芝台の上に下から中台、上台が積まれ、棹石を積んだこの形は仏舎利塔や五輪塔を簡略化したものと言われています。棹石の上部、頭の部分は宗教や宗派によって変わります。

現在、公園墓地などで見られるようになったのは棹石を横に長くした洋型といわれる墓石です。シンプルで高さが低く地震の多い日本では安定しているともいわれていて、首都圏ではこの形の墓石を建てる人が増えています。
さらに、家の名前ではなく好きな文字を刻む場合や絵柄の彫刻を入れる場合にもおさまりが良いようです。

またデザイン墓石であれば施工実績のある石材店にどのような形が耐久性のあるデザインかを相談しながら設計を依頼します。墓地によって墓石の形が制限されているので、規約を守り石材店に相談して決めましょう。

5.お墓の施工

ここからは石材店の仕事です。

デザインを受けた石材店がコンピューターで図面を作成したら、必要な石材を採石場から採掘します。採掘された原石は入念な検査をして図面のとおりに切断して加工されます。熟練工の技によって美しい研磨作業が行われます。

その後、契約した墓地区画での基礎工事が入り設置作業が行われます。通常この作業で1〜2ヶ月かかります。

 

6.墓石完成の確認

完成した墓の仕上りの確認をして工事費用を支払います。ひび割れはないか、注文した状態と相違ないかを注意深く確認しましょう。

7.開眼法要をする

いわゆる墓石に魂を入れるための法要です。お墓開きといって単なる石であった墓石はこの法要をすることで初めて礼拝の対象となります。親類縁者も参列出席しやすいため納骨式とあわせて行うのが一般的ですが、開眼法要を行う時期に決まりはありません。

生前に建墓する場合(寿陵)についても法要の時期に決まりはありません。そもそも仏教において、生前に墓を建てることは生前の徳を積む行為とされてきました。生前のうちに開眼法要をする方もいます。お盆やお彼岸を外した時期にお願いすればお寺とも日程調整が組みやすいでしょう。霊園によっては法要の相談も受け付けているので一度相談してみることをおすすめします。

開眼法要についてくわしくは「開眼法要とは?」をごらんください。