散骨の方法とは?

投稿日:


遺骨を火葬後に墓地や納骨堂などに埋葬をせずに、海や山にまく方法があります。自然葬の一種で、これを散骨といいます。

日本では、御遺体を火葬したあと、お墓に納骨するか、もしくは納骨堂におさめますが、散骨の場合は火葬後にお骨を砕いて撒くスタイルをとるのが散骨の方法です。火葬直後に散骨を行うこともありますが、一度自宅に安置した状態から散骨することもありますし、埋葬された状態の遺骨を引き取ってから散骨することもあります。

散骨の流れ
亡くなる
 ▼
自治体の役場で死亡届を提出(火葬許可書をもらう)
 ▼
遺体を火葬
 ▼
散骨

散骨についての決まりは?

散骨は違法ではないのかという質問がよくあがりますが、散骨自体の規則が法律で定められていないので、火葬後に行う分には違法性や合法性はありません。散骨場所については、自治体が条例で決めていることが多く、あらかじめ十分な下調べが必要です。
また、規則以外にも、周囲の理解がまだまだ少ない方法ですので、ひと目に付く場所で散骨をすると、不快に思う人が多く、トラブルがおきやすいためできるだけ自宅周辺などでなく「散骨をしても良いとされている場所」を見つけることが最善策といえます。

散骨前に砕骨方法を決めておく

散骨をするには必ず火葬して、お骨を粉の状態にしておく必要があります。
散骨というとパウダー状にした遺骨を海や山に撒くというイメージはみなさんの中にもあると思いますが、そのパウダーの状態にどのようにしてつくるかというのを決めておく必要があります。

粉骨は2mm以下の粉状にします。これは骨の状態が大きいと、まれに拾った人が事件性であると判断しやすいためです。法律で決められているわけではありませんが、共通認識としてパウダー状にするのが望ましいでしょう。
すり鉢やハンマーを使えば自分でも砕くことはできて費用を節約できます。しかし、遺骨は乾燥室で2~3日程度乾燥させて、その後 砕骨に数十時間かかるため非常に根気が要ります。精神的にも滅入る作業といえます。そのため粉骨サービスなどを利用することが一般的です。

乾燥させたものであれば粉骨業者に頼めば60分程度で完了です。また、粉骨自体を一通りお願いするサービスを利用すれば1万~3万円ほどの費用で粉骨から配送まで手配してくれます。

どこに散骨をしてもいいの?

日本では散骨を違法とした決まりはありませんが、禁止されている区域もあります。

    散骨が禁止されている区域

  • 私有地の山や他人の敷地
  • 条例により散骨できない地域
  • 利用者の多い海水浴区域
  • 観光地や観光ルート
  • 散骨許可が無い公園
  • 養殖場の周辺海域
  • など

自宅の庭に撒く場合などは自宅を売却しないことが前提とします。また、海や山など自然のある中で散骨をする場合には一緒に撒くものは花びらまでとするのがマナーです。
散骨をする前に必ず地域の自治体に確認してから行いましょう。ご自身で場所選びをするよりももう少し気軽に選ぶ場合には、散骨の専門業者なら場所やプランを提案してくれます。また、お寺や霊園が管理している樹木葬を利用する方法などでしたら周囲への気を使わず、管理が行き届いていて便利です。

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散骨をする際の服装

地域の場所をかりて散骨をする場合は、喪服ではなく私服の方がベターです。
喪服を着て散骨すると、周囲から「これから散骨をするな」と警戒されることが多いからです。知らない人にとっては不快と思われる人もいます。自然の多いところや、船で沖合まで出て散骨をしますが、いずれにしても散骨場所はあまり平地のような環境がありません。動きやすく濡れたり汚れたりしても気にならない格好が良いでしょう。

散骨後の供養

散骨後の供養は御遺族様の自由です。散骨後に仏壇を用意したり位牌をつくることもできます。もちろん周忌ごとに僧侶を呼んで法要をお願いすることもできます。御遺族で供養の方法を決めてみましょう。また、すべてを散骨として撒いてしまわずとも、一部を手元供養に置いておいたり、お墓におさめることもできます。御遺族の意思を話し合ってみるとよいでしょう。

散骨の方法とは?

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遺骨を火葬後に墓地や納骨堂などに埋葬をせずに、海や山にまく方法があります。自然葬の一種で、これを散骨といいます。

日本では、御遺体を火葬したあと、お墓に納骨するか、もしくは納骨堂におさめますが、散骨の場合は火葬後にお骨を砕いて撒くスタイルをとるのが散骨の方法です。火葬直後に散骨を行うこともありますが、一度自宅に安置した状態から散骨することもありますし、埋葬された状態の遺骨を引き取ってから散骨することもあります。

散骨の流れ
亡くなる
 ▼
自治体の役場で死亡届を提出(火葬許可書をもらう)
 ▼
遺体を火葬
 ▼
散骨

散骨についての決まりは?

散骨は違法ではないのかという質問がよくあがりますが、散骨自体の規則が法律で定められていないので、火葬後に行う分には違法性や合法性はありません。散骨場所については、自治体が条例で決めていることが多く、あらかじめ十分な下調べが必要です。
また、規則以外にも、周囲の理解がまだまだ少ない方法ですので、ひと目に付く場所で散骨をすると、不快に思う人が多く、トラブルがおきやすいためできるだけ自宅周辺などでなく「散骨をしても良いとされている場所」を見つけることが最善策といえます。

散骨前に砕骨方法を決めておく

散骨をするには必ず火葬して、お骨を粉の状態にしておく必要があります。
散骨というとパウダー状にした遺骨を海や山に撒くというイメージはみなさんの中にもあると思いますが、そのパウダーの状態にどのようにしてつくるかというのを決めておく必要があります。

粉骨は2mm以下の粉状にします。これは骨の状態が大きいと、まれに拾った人が事件性であると判断しやすいためです。法律で決められているわけではありませんが、共通認識としてパウダー状にするのが望ましいでしょう。
すり鉢やハンマーを使えば自分でも砕くことはできて費用を節約できます。しかし、遺骨は乾燥室で2~3日程度乾燥させて、その後 砕骨に数十時間かかるため非常に根気が要ります。精神的にも滅入る作業といえます。そのため粉骨サービスなどを利用することが一般的です。

乾燥させたものであれば粉骨業者に頼めば60分程度で完了です。また、粉骨自体を一通りお願いするサービスを利用すれば1万~3万円ほどの費用で粉骨から配送まで手配してくれます。

どこに散骨をしてもいいの?

日本では散骨を違法とした決まりはありませんが、禁止されている区域もあります。

    散骨が禁止されている区域

  • 私有地の山や他人の敷地
  • 条例により散骨できない地域
  • 利用者の多い海水浴区域
  • 観光地や観光ルート
  • 散骨許可が無い公園
  • 養殖場の周辺海域
  • など

自宅の庭に撒く場合などは自宅を売却しないことが前提とします。また、海や山など自然のある中で散骨をする場合には一緒に撒くものは花びらまでとするのがマナーです。
散骨をする前に必ず地域の自治体に確認してから行いましょう。ご自身で場所選びをするよりももう少し気軽に選ぶ場合には、散骨の専門業者なら場所やプランを提案してくれます。また、お寺や霊園が管理している樹木葬を利用する方法などでしたら周囲への気を使わず、管理が行き届いていて便利です。

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散骨をする際の服装

地域の場所をかりて散骨をする場合は、喪服ではなく私服の方がベターです。
喪服を着て散骨すると、周囲から「これから散骨をするな」と警戒されることが多いからです。知らない人にとっては不快と思われる人もいます。自然の多いところや、船で沖合まで出て散骨をしますが、いずれにしても散骨場所はあまり平地のような環境がありません。動きやすく濡れたり汚れたりしても気にならない格好が良いでしょう。

散骨後の供養

散骨後の供養は御遺族様の自由です。散骨後に仏壇を用意したり位牌をつくることもできます。もちろん周忌ごとに僧侶を呼んで法要をお願いすることもできます。御遺族で供養の方法を決めてみましょう。また、すべてを散骨として撒いてしまわずとも、一部を手元供養に置いておいたり、お墓におさめることもできます。御遺族の意思を話し合ってみるとよいでしょう。