お盆・夏場のお墓参りのマナー

投稿日:

長い梅雨が開けると一気に暑さが厳しくなり、いよいよ夏本番という空気になってきます。そして夏真っ盛りになると、お盆の時期がやってきますね。
多くの土地で、お盆は8月13日から15日ということになっていますが、一ヶ月早いd6d62cb550fe9f841972b78a72456321_s地域もあるようです。

ちょっと余談になりますが、お盆とはあの世から故人の方々が現世に戻ってくるイベントですよね。ということは、お盆にはお墓にご先祖様はいないのだから、お墓参りをするのは意味がないのでは……?とお思いの方もおられるかと思います。実は、そこは心配しなくてもいいらしいとのこと。お墓を建てるということは仏像を建立することと近しい意味があり、お墓それ自体にお参りするいみがあるのだということです。お盆期間中も、安心してお参りなさってください。

厳密には、迎え火を焚いてお迎えする13日にお墓参りをするのがもっともよいとされています。迎え火と一緒にお線香を焚いて……というわけですね。送り火を焚いてお送りする16日にも、お墓参りをされてもいいかもしれません。しかし暑い時期ですから、露天のお墓に何度もお参りするのは身体に応えること。無理をして体調を崩すことは、ご先祖様も望まれることではありませんよね。日傘や帽子でしっかり日除けをして、水分も摂り、体調を万全にしてお墓参りに臨みましょう。

bc426663c774aff016fcd7ac98e37955_sさて、本題のお墓参りについてです。
お参り自体は、夏であろうと冬であろうとやるべきことはあまりかわりません。
ですが、夏は草木や動物、昆虫が元気な季節。これを期にしっかりお掃除しておくとよいでしょう。

お墓掃除の必需品である、バケツ、スポンジ、歯ブラシ、雑巾、軍手を持って行きましょう。専用のバッグをつくって、そこにいつも揃えておくと便利ですよ。

では、夏の時期のお墓掃除です。
・お墓の周りのゴミ、枯れ草、枯れ葉などを拾う。梅雨の雨の間に溜まっている場合もあります。
・墓石を水で濡らし、汚れを浮かせておく。墓石を洗う前にこのひと手間をかけると、ずいぶん楽になります。
・草取り、植木の剪定。梅雨の時期は、一雨ごとに草木は伸びます。ちょっと草木には申し訳ないのですが、ここはご先祖様へのお世話を優先させていただきましょう。
・墓石を洗う。スポンジを使って墓石全体の汚れをこすり洗い。強くこすり過ぎたり、タワシを使ったりシないようにしましょう。
 墓石に彫られている文字の溝は、歯ブラシをつかって磨くとキレイになります。
・墓石のお掃除が終わったら、水をかけて流し、ぞうきんで拭いて仕上げとなります。

お掃除が終わったら、お参りです。普段でいい、とは言いましたが、やはりお盆の時期には特別の感慨があるもの。故人のことを思い出すよすがとなるお菓子や飲み物、お酒やタバコ、お花を供えてお祈りしましょう。季節柄お花以外のお供物は持ち帰るほうがよいですので、そこはご注意を。

お盆・夏場のお墓参りのマナー

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長い梅雨が開けると一気に暑さが厳しくなり、いよいよ夏本番という空気になってきます。そして夏真っ盛りになると、お盆の時期がやってきますね。
多くの土地で、お盆は8月13日から15日ということになっていますが、一ヶ月早いd6d62cb550fe9f841972b78a72456321_s地域もあるようです。

ちょっと余談になりますが、お盆とはあの世から故人の方々が現世に戻ってくるイベントですよね。ということは、お盆にはお墓にご先祖様はいないのだから、お墓参りをするのは意味がないのでは……?とお思いの方もおられるかと思います。実は、そこは心配しなくてもいいらしいとのこと。お墓を建てるということは仏像を建立することと近しい意味があり、お墓それ自体にお参りするいみがあるのだということです。お盆期間中も、安心してお参りなさってください。

厳密には、迎え火を焚いてお迎えする13日にお墓参りをするのがもっともよいとされています。迎え火と一緒にお線香を焚いて……というわけですね。送り火を焚いてお送りする16日にも、お墓参りをされてもいいかもしれません。しかし暑い時期ですから、露天のお墓に何度もお参りするのは身体に応えること。無理をして体調を崩すことは、ご先祖様も望まれることではありませんよね。日傘や帽子でしっかり日除けをして、水分も摂り、体調を万全にしてお墓参りに臨みましょう。

bc426663c774aff016fcd7ac98e37955_sさて、本題のお墓参りについてです。
お参り自体は、夏であろうと冬であろうとやるべきことはあまりかわりません。
ですが、夏は草木や動物、昆虫が元気な季節。これを期にしっかりお掃除しておくとよいでしょう。

お墓掃除の必需品である、バケツ、スポンジ、歯ブラシ、雑巾、軍手を持って行きましょう。専用のバッグをつくって、そこにいつも揃えておくと便利ですよ。

では、夏の時期のお墓掃除です。
・お墓の周りのゴミ、枯れ草、枯れ葉などを拾う。梅雨の雨の間に溜まっている場合もあります。
・墓石を水で濡らし、汚れを浮かせておく。墓石を洗う前にこのひと手間をかけると、ずいぶん楽になります。
・草取り、植木の剪定。梅雨の時期は、一雨ごとに草木は伸びます。ちょっと草木には申し訳ないのですが、ここはご先祖様へのお世話を優先させていただきましょう。
・墓石を洗う。スポンジを使って墓石全体の汚れをこすり洗い。強くこすり過ぎたり、タワシを使ったりシないようにしましょう。
 墓石に彫られている文字の溝は、歯ブラシをつかって磨くとキレイになります。
・墓石のお掃除が終わったら、水をかけて流し、ぞうきんで拭いて仕上げとなります。

お掃除が終わったら、お参りです。普段でいい、とは言いましたが、やはりお盆の時期には特別の感慨があるもの。故人のことを思い出すよすがとなるお菓子や飲み物、お酒やタバコ、お花を供えてお祈りしましょう。季節柄お花以外のお供物は持ち帰るほうがよいですので、そこはご注意を。