お盆のお供え物

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お盆時になると、里帰りなどで普段はおじゃまする機会が少ないお宅に伺うことがあります。その際、お仏壇やお墓にお参りすることもあると思います。このような時、ちょっと気が利くお供え物を持っていくと好印象。では、お盆にふさわしいお供え物というと、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、お供え物の品目の前に、その外側のお話から。
進物を用意する場合、熨斗が印刷された紙で品物の箱を包みますよね。これを「熨斗紙」と呼びます。お祝いごとで使う「ご祝儀袋」と、お葬式などで使う「不祝儀袋」の違いと同様に、仏様へのお供え物は熨斗紙ではなく、「掛紙」で巻きます。贈答品を求める際に、「お供え物にするので、熨斗紙ではなく掛紙をしてください」とお願いしましょう。表書きは「御供」と書くのが一般的です。
さて、いよいよ品目です。
お寺にお持ちする場合には、日持ちがよいものが第一です。故人が好きだったものが一番ですが、おせんべいや羊羹などの和菓子、クッキーなどの洋菓子が一般的です。お墓にお供えする場合には、お参りが終わったらすぐ持って帰るものですから日持ちは問いません。果物などのなまものや、お酒などもよいでしょう。果物をそのままにしておくと、カラスや野良猫などの野生動物がお墓を荒らす原因になりますから、きちんと持って帰ること。また、飲食物である必要はありませんから、お供えする仏花でもよいと思います。家庭のお仏壇にお参りする場合には、日持ちのよいものでも生のものでもどちらでもよいでしょう。お供えしてお参りしたすぐ後に、下げて皆さんでいただく場合もあります。こういう場合は、珍しい物や地域の名産品など、一般的なおみやげと同じ考え方で選べばよいと思います。
おおよその相場としては、5000円が上限くらいではないでしょうか。もちろん家庭の経済状況や、故人やご家族にどれだけお世話になっているかによって変わってきます。品物ではなくお金を包む場合には、おおよそこの程度と覚えておくとよいと思います。その際、不祝儀袋の表書きには「御仏前」「御供物」として包んでください。
お盆のお供え物をするのは、お盆の時期ですから8月の13〜16日ということが一般的です。お盆は地域によって旧暦で行ったり、一ヶ月ずらして行うこともありますから注意が必要です。このお盆の期間はお供え物を絶やさないようにするものですから、日持ちのよい物をずっとお供えしておくか、もしくは日替わりで新鮮なものをお供えしましょう。
d3427720b7024493c0c7a89a79659f45_sお盆の時期が終わったら、お供え物は食べてしまうことが一番のご供養です。しかし量が多くて食べ切れない、という場合には半紙などの白い紙に包んで処分するのがよいとされています。
どうしても捨てなければいけない場合には、改めてお参りしてご先祖様への感謝の気持ちをあらわすとよいでしょう。

お盆のお供え物

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お盆時になると、里帰りなどで普段はおじゃまする機会が少ないお宅に伺うことがあります。その際、お仏壇やお墓にお参りすることもあると思います。このような時、ちょっと気が利くお供え物を持っていくと好印象。では、お盆にふさわしいお供え物というと、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、お供え物の品目の前に、その外側のお話から。
進物を用意する場合、熨斗が印刷された紙で品物の箱を包みますよね。これを「熨斗紙」と呼びます。お祝いごとで使う「ご祝儀袋」と、お葬式などで使う「不祝儀袋」の違いと同様に、仏様へのお供え物は熨斗紙ではなく、「掛紙」で巻きます。贈答品を求める際に、「お供え物にするので、熨斗紙ではなく掛紙をしてください」とお願いしましょう。表書きは「御供」と書くのが一般的です。
さて、いよいよ品目です。
お寺にお持ちする場合には、日持ちがよいものが第一です。故人が好きだったものが一番ですが、おせんべいや羊羹などの和菓子、クッキーなどの洋菓子が一般的です。お墓にお供えする場合には、お参りが終わったらすぐ持って帰るものですから日持ちは問いません。果物などのなまものや、お酒などもよいでしょう。果物をそのままにしておくと、カラスや野良猫などの野生動物がお墓を荒らす原因になりますから、きちんと持って帰ること。また、飲食物である必要はありませんから、お供えする仏花でもよいと思います。家庭のお仏壇にお参りする場合には、日持ちのよいものでも生のものでもどちらでもよいでしょう。お供えしてお参りしたすぐ後に、下げて皆さんでいただく場合もあります。こういう場合は、珍しい物や地域の名産品など、一般的なおみやげと同じ考え方で選べばよいと思います。
おおよその相場としては、5000円が上限くらいではないでしょうか。もちろん家庭の経済状況や、故人やご家族にどれだけお世話になっているかによって変わってきます。品物ではなくお金を包む場合には、おおよそこの程度と覚えておくとよいと思います。その際、不祝儀袋の表書きには「御仏前」「御供物」として包んでください。
お盆のお供え物をするのは、お盆の時期ですから8月の13〜16日ということが一般的です。お盆は地域によって旧暦で行ったり、一ヶ月ずらして行うこともありますから注意が必要です。このお盆の期間はお供え物を絶やさないようにするものですから、日持ちのよい物をずっとお供えしておくか、もしくは日替わりで新鮮なものをお供えしましょう。
d3427720b7024493c0c7a89a79659f45_sお盆の時期が終わったら、お供え物は食べてしまうことが一番のご供養です。しかし量が多くて食べ切れない、という場合には半紙などの白い紙に包んで処分するのがよいとされています。
どうしても捨てなければいけない場合には、改めてお参りしてご先祖様への感謝の気持ちをあらわすとよいでしょう。