いつも家族に微笑みを与えてくれる家族であり愛おしい友達。その関係性への我々の愛情は「ペット」という呼び方にすら少し違和感を感じてしまう程ではないでしょうか。「伴侶動物（コンパニオンアニマル）」という呼び方にこそ、むしろ納得がいきます。

愛する家族であるペットを亡くしてしまったとき、その深い悲しみと事実を受け入れるまでの感情と心の状態を一般的に「ペットロス」という言葉で私たちは表現しています。その身体的・精神的症状は様々で、しかも癒されるまでには多くの時間を要します。これは、空いた穴をただ埋めればいいという問題ではなく、「大切な家族を失った喪失感」と「大切な家族への行き場のない想い」というマイナスとプラスへ同時に振り切った精神状態が続くストレスを如何に中和させるか、という難しさにあります。

行動することで受け入れる

「ペットロス」が長引く原因の一つとして、その死をなかなか受け入れられない、という状態があります。そもそも死を受け入れられているのかどうか、自身では判断しにくい。もう一緒にはいられないことは理解していても、それが果たして「死を受け入れた」という事なのかどうか。

そんな時は、その辛い気持ちやペットへの愛情を周囲へ話したり、ペット宛に感謝の手紙を書いてみましょう。またその気持ちを供養するために「葬儀」を執り行いましょう。儀式を行うことで現実と心が一致し、受け入れの手助けとなることがあります。
そしてこの時、周囲の方々は兎に角飼い主の方の話を聞き、受け入れ続け、気持ちを認めてあげることが重要です。

供養の形

昨今、ペット霊園や納骨堂を利用される方が多くなりましたが、同じお墓で眠りたいという需要もあり、まだまだ多くはありませんがペットと一緒に入れるお墓も少しずつ増えてきました。また、いつか一緒に眠ることを約束しその日まで自宅で供養する「手元供養」という方法も。一番身近に遺骨を置き、毎日手を合わせられるということで、「ペットロス」の癒しにもなるとされています。

そのほか遺骨やDNAをペンダントに加工したり、遺骨を入れられるペンダントなどは常に身につけ供養できるとして人気ですし、手元供養向けにコンパクトに遺骨を収容できる、デザイン性の高いミニ骨壷も好まれています。

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ペットへの愛情は飼い主の方の数だけありますし、結局のところ、飼い主さんが納得できる方法で供養してあげるのが一番です。また霊園によっては「即火葬」と手軽さをうたうところもあれば、逆に親身に様々な相談にのってもらえるところもありますので、一度は直接お問い合わせされることをオススメいたします。