一周忌の挨拶のしかた

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一周忌の法要は、故人が亡くなってから一年後の祥月命日に行います。四十九日が終わると「忌明け」、一周忌が終わると「喪明け」となり、いわゆる「喪に服する」時期はこれで終わり、ということになります。

施主は法事の折々に挨拶をする必要があります。なにか特別なことを言う必要はなく簡単な挨拶でいいのですが、どんなものでも「例」があれば気は楽になるもの。以下、一例を挙げておきますのでご参考になさってください。

さて、実際の一周忌法要では施主はどのような挨拶をするのでしょうか。
以下、簡単な例を挙げてみます。

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1.法要の開始

[施主挨拶の例]
「本日はお忙しい中をお集まりいただき、ありがとうございます。
 それではこれより◯◯◯◯(戒名)の一周忌の法要を始めさせていただきます。
 (お坊様の方を向いて)
 本日は、○○寺の住職○○様にお願いいたしております。それではよろしくお願いします」

故人の方を法要の席でご紹介する場合は戒名・法名がよいのですが、身内が集まっている場合は俗名でもよいのではないでしょうか。ご心配であれば、事前にお寺に確認してみてください。
.お坊様による読経と参会者による焼香を経て、一周忌法要は終わりです。

2.会食(お斎)

この後は会食(お斎)になりますが、この前にも挨拶をします。

[施主の挨拶の例]
「本日はお忙しい中をお集りいただきましてありがとうございました。おかげさまで○○の一周忌の法要も無事終えることができ、故人も安心していることと思います。
これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。お時間の許す限り、おくつろぎいただけますと幸いです。本日はまことにありがとうございました」

3.お坊様にお布施を渡す時の挨拶

・法要が終わり、お坊様が帰られる際にお礼としてお布施をお渡しします。お坊様が会食を辞退されたら、お車代、御膳料も一緒にお渡しします。
お坊様が会食に同席して下さる場合には、会食の後にお渡しするとよいでしょう。

お布施は小さなお盆に載せて用意します。文字の正面をお坊様の方に向けて差し出します。

pixta_17088313_S[お坊様にお布施をお渡しするときの、一言挨拶の例]
例)お坊様が会食を辞退される場合
「本日は、お心のこもったおつとめをありがとうございました。些少ではございますがお礼でございます、どうぞお納め下さい。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」

例)お坊様も会食に同席された場合
「本日は、お心のこもったおつとめをありがとうございました。またお忙しい中、最後までお付き合いいただきありがとうございました。些少ではございますがお礼でございます、どうぞお納め下さい。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」

4.法事がすべて終了するときの施主の挨拶

会食が一段落したら、会の終わりを知らせます。

[会食(お斎)がお開きになるときの、一言挨拶の例]
「皆さま、本日はお忙しい中を最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせていただきたいと存じます。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

また、ささやかではございますが、お手元にお礼の品をご用意いたしました。お荷物になってしまい恐縮ですが、どうぞお忘れないようにお気をつけてお帰り下さいませ。
本日はまことにありがとうございました」

お礼の品として、「粗供養」「志」と熨斗をかけた引き出物を、会席のそれぞれの席に用意しておきましょう。

一周忌の挨拶のしかた

投稿日:

一周忌の法要は、故人が亡くなってから一年後の祥月命日に行います。四十九日が終わると「忌明け」、一周忌が終わると「喪明け」となり、いわゆる「喪に服する」時期はこれで終わり、ということになります。

施主は法事の折々に挨拶をする必要があります。なにか特別なことを言う必要はなく簡単な挨拶でいいのですが、どんなものでも「例」があれば気は楽になるもの。以下、一例を挙げておきますのでご参考になさってください。

さて、実際の一周忌法要では施主はどのような挨拶をするのでしょうか。
以下、簡単な例を挙げてみます。

4d308afd727758bdc613d93a3959a37b_s

1.法要の開始

[施主挨拶の例]
「本日はお忙しい中をお集まりいただき、ありがとうございます。
 それではこれより◯◯◯◯(戒名)の一周忌の法要を始めさせていただきます。
 (お坊様の方を向いて)
 本日は、○○寺の住職○○様にお願いいたしております。それではよろしくお願いします」

故人の方を法要の席でご紹介する場合は戒名・法名がよいのですが、身内が集まっている場合は俗名でもよいのではないでしょうか。ご心配であれば、事前にお寺に確認してみてください。
.お坊様による読経と参会者による焼香を経て、一周忌法要は終わりです。

2.会食(お斎)

この後は会食(お斎)になりますが、この前にも挨拶をします。

[施主の挨拶の例]
「本日はお忙しい中をお集りいただきましてありがとうございました。おかげさまで○○の一周忌の法要も無事終えることができ、故人も安心していることと思います。
これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。お時間の許す限り、おくつろぎいただけますと幸いです。本日はまことにありがとうございました」

3.お坊様にお布施を渡す時の挨拶

・法要が終わり、お坊様が帰られる際にお礼としてお布施をお渡しします。お坊様が会食を辞退されたら、お車代、御膳料も一緒にお渡しします。
お坊様が会食に同席して下さる場合には、会食の後にお渡しするとよいでしょう。

お布施は小さなお盆に載せて用意します。文字の正面をお坊様の方に向けて差し出します。

pixta_17088313_S[お坊様にお布施をお渡しするときの、一言挨拶の例]
例)お坊様が会食を辞退される場合
「本日は、お心のこもったおつとめをありがとうございました。些少ではございますがお礼でございます、どうぞお納め下さい。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」

例)お坊様も会食に同席された場合
「本日は、お心のこもったおつとめをありがとうございました。またお忙しい中、最後までお付き合いいただきありがとうございました。些少ではございますがお礼でございます、どうぞお納め下さい。どうか今後とも宜しくお願い申し上げます」

4.法事がすべて終了するときの施主の挨拶

会食が一段落したら、会の終わりを知らせます。

[会食(お斎)がお開きになるときの、一言挨拶の例]
「皆さま、本日はお忙しい中を最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。そろそろお時間となりましたので、これにてお開きとさせていただきたいと存じます。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

また、ささやかではございますが、お手元にお礼の品をご用意いたしました。お荷物になってしまい恐縮ですが、どうぞお忘れないようにお気をつけてお帰り下さいませ。
本日はまことにありがとうございました」

お礼の品として、「粗供養」「志」と熨斗をかけた引き出物を、会席のそれぞれの席に用意しておきましょう。